北朝鮮きたちょうせんが発射はっしゃのミサイル「超ちょう大型おおがたロケット砲ほう」か 韓国かんこくの専門せんもん家か

北朝鮮きたちょうせんが、9日にち未明みめいに発射はっしゃした短距離たんきょり弾道だんどうミサイル2発はつについて、韓国かんこくでは「超ちょう大型おおがたロケット砲ほう」と呼よばれる短距離たんきょり弾道だんどうミサイルの可能かのう性せいがあるという見方みかたが出でています。韓国かんこく政府せいふは、相次あいつぐ挑発ちょうはつ行為こういは国際こくさい的てきな孤立こりつと制裁せいさいの強化きょうかをもたらすとして、北朝鮮きたちょうせんを強つよくけん制けんせいしました。

韓国かんこく軍ぐんの合同ごうどう参謀さんぼう本部ほんぶは、北朝鮮きたちょうせんが9日にち午前ごぜん1時じ48分ふんごろから58分ふんごろにかけて、東部とうぶのカンウォン（江原えばら）道みちムンチョン（文ぶん川がわ）付近ふきんから日本海にほんかいに向むけて短距離たんきょり弾道だんどうミサイル2発はつを発射はっしゃしたと発表はっぴょうしました。

いずれも飛行ひこう距離きょりはおよそ350キロ、高度こうどはおよそ90キロで、音速おんそくの5倍ばいに当にあたるマッハ5の速度そくどで飛行ひこうしたということです。

ことしに入はいってからの弾道だんどうミサイルなどの発射はっしゃはこれで25回かいと、異例いれいの高たかい頻度ひんどで繰り返くりかえされています。

今回こんかいのミサイルについて、韓国かんこくの専門せんもん家かの間までは、飛行ひこう距離きょりや高度こうど、速度そくどなどから、北朝鮮きたちょうせんが「超ちょう大型おおがたロケット砲ほう」と呼よぶ短距離たんきょり弾道だんどうミサイルの可能かのう性せいがあるという見方みかたが出でています。

また、通信つうしん社しゃの連合れんごうニュースは、発射はっしゃされた状況じょうきょうからSLBM＝潜水せんすい艦かん発射はっしゃ弾道だんどうミサイルの可能かのう性せいは低ひくいと軍ぐん当局とうきょくがみていると伝つたえています。

北朝鮮きたちょうせんのSLBMはこれまで潜水せんすい艦かんや海中かいちゅうの発射はっしゃ装置そうちから1発はつずつ発射はっしゃされており、ことし5月つきに発射はっしゃされた小型こがたのSLBMとみられる短距離たんきょり弾道だんどうミサイルでも飛行ひこう距離きょりはおよそ600キロに達たっしていました。

韓国かんこく政府せいふはNSC＝国家こっか安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎを開ひらき、相次あいつぐ挑発ちょうはつ行為こういは国際こくさい的てきな孤立こりつと制裁せいさいの強化きょうかをもたらすとして北朝鮮きたちょうせんを強つよくけん制けんせいし、10日にちの朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとう創立そうりつ記念きねん日びを前まえに、さらなる挑発ちょうはつへの警戒けいかいを続つづけています。

ソース：NHK ニュース