「根室さんま祭り」は、サンマの水揚げが最盛期を迎える毎年秋に開かれていますが、去年とおととしは新型コロナウイルスの影響で中止となり、9日、3年ぶりに開催されました。
サンマ漁は近年、記録的な不漁が続いていますが、先月下旬から漁獲量がやや上向きな傾向も見られ、今回の祭りではおよそ4トンのサンマが用意されました。
会場には容器と箸を100円で買うとサンマが食べ放題で楽しめるコーナーが設けられ、訪れた人たちが長い列を作りました。
そしてサンマを受け取ると、それぞれ炭火でしっかりと焼き上げ、丁寧に身をほぐして旬の味を楽しんでいました。
根室市内の44歳の女性は「祭りが中止になっていたので待ち望んでいました。立派なサンマを炭火焼きで食べるとおいしいです」と話していました。
祭りの実行委員会の田家徹委員長は「今、揚がっているサンマの中でいちばんいいものを用意しました。“サンマの町”として少しでも活気づいてほしい」と話していました。
「根室さんま祭り」は午後2時半まで根室港で開かれています。
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サンマ水揚げ全国一「根室さんま祭り」3年ぶり開催 北海道
2022-10-09 04:22:33

サンマの水揚げが、12年連続で全国一の北海道根室市で、旬のサンマを楽しむ「根室さんま祭り」が3年ぶりに開かれ、大勢の人たちでにぎわっています。

東京「目黒のさんま祭」も3年ぶりに開催

秋の味覚のサンマがふるまわれる「目黒のさんま祭」も、3年ぶりに開催され、不漁の影響で準備したサンマは例年の5分の1にとどまっているものの、多くの人でにぎわっています。
祭りは、古典落語の「目黒のさんま」にちなんで、地元の町内会や商店街などが開いているもので、新型コロナの影響で、おととしと去年は中止となり、ことしは3年ぶりの開催となりました。
会場の公園では9日朝、友好都市の宮城県気仙沼市から届いたばかりのサンマが炭火で焼かれ、事前に予約をした家族連れなどが秋の味覚を楽しんでいました。
主催者によりますと、サンマの不漁の影響で、準備したサンマは例年の5分の1ほどのおよそ1000匹にとどまったほか、新型コロナ対策のため事前に抽せんを行ったということです。
夫婦で訪れた30代の男性は「ことしもサンマのシーズンが始まったなという感じがしてうれしいです。不漁でも来年も開催してほしいです」と話していました。
5歳と7歳の息子と訪れた30代の父親は、「サンマの値段も上がっていて子どもたちと一緒に食べられる機会はなかなかありません。このようなイベントはとてもありがたいです」と話していました。
祭りは、古典落語の「目黒のさんま」にちなんで、地元の町内会や商店街などが開いているもので、新型コロナの影響で、おととしと去年は中止となり、ことしは3年ぶりの開催となりました。
会場の公園では9日朝、友好都市の宮城県気仙沼市から届いたばかりのサンマが炭火で焼かれ、事前に予約をした家族連れなどが秋の味覚を楽しんでいました。
主催者によりますと、サンマの不漁の影響で、準備したサンマは例年の5分の1ほどのおよそ1000匹にとどまったほか、新型コロナ対策のため事前に抽せんを行ったということです。
夫婦で訪れた30代の男性は「ことしもサンマのシーズンが始まったなという感じがしてうれしいです。不漁でも来年も開催してほしいです」と話していました。
5歳と7歳の息子と訪れた30代の父親は、「サンマの値段も上がっていて子どもたちと一緒に食べられる機会はなかなかありません。このようなイベントはとてもありがたいです」と話していました。

ソース:NHK ニュース