Show Furigana
旧統一教会信者の子 学校 児相などでの相談体制充実求める通知
2022-10-11 08:26:51

「世界平和統一家庭連合」旧統一教会をめぐる問題を受け、悩みを抱える信者の子どもを支援するため、文部科学省と厚生労働省は、学校や児童相談所などでの相談体制の充実を求める通知を自治体や教育委員会などに出しました。
通知では、親が信者であることを理由に学校でいじめを受けるケースや、親が信仰に没頭し食事の面倒をみないケースなどを想定し、学校や児童相談所などが信者の子どもに対して、宗教に関することを理由に消極的な対応を取ることがないよう求めています。

このうち文部科学省の通知では、教員などが子どもの悩みにいち早く気付いて対応し、心のケアを図る必要がある場合はスクールカウンセラーの支援につなげるなど、相談体制の充実を求めています。

また、厚生労働省の通知では、宗教の信仰を理由としていても児童虐待に該当しうる例として、
▽身体的暴力や
▽適切な食事を与えないこと
▽重大な病気になっても適切に医療を受けさせないこと
▽ことばによる脅迫や子どもの心を傷つけるような言動を繰り返し行うことを挙げ、市町村や児童相談所は虐待の判断を子どもの側に立って行うべきだとしています。
▽身体的暴力や
▽適切な食事を与えないこと
▽重大な病気になっても適切に医療を受けさせないこと
▽ことばによる脅迫や子どもの心を傷つけるような言動を繰り返し行うことを挙げ、市町村や児童相談所は虐待の判断を子どもの側に立って行うべきだとしています。
永岡文科相「生徒や児童の心のケアの充実に取り組む」

永岡文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で「学校において、宗教に関することのみを理由として消極的な対応をすることなく、課題を多く抱える生徒や児童の早期発見や支援、対応などに努め、学校内で情報共有することが大事だ。この通知に基づいて、関係省庁とも連携しつつ、生徒や児童の心のケアの充実に取り組んでいく」と述べました。
ソース:NHK ニュース