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コロナ専門せんもん会合かいごう 観光かんこう接触せっしょくぞう注意ちゅうい インフル同時どうじ流行りゅうこう懸念けねん

2022-10-12 14:33:19

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新型しんがたコロナウイルス対策たいさくについて助言じょげんする厚生こうせい労働ろうどうしょう専門せんもん会合かいごうひらかれ、全国ぜんこく新規しんき感染かんせんしゃすうは、すべての地域ちいき減少げんしょう継続けいぞくしているものの、連休れんきゅう観光かんこうによって接触せっしょく機会きかい増加ぞうかすることが、感染かんせん状況じょうきょうあたえる影響えいきょう注意ちゅうい必要ひつようだと指摘してきしました。

さらに、ふゆにかけてインフルエンザが例年れいねんよりはや流行りゅうこうし、新型しんがたコロナとの同時どうじ流行りゅうこう懸念けねんされるとして、同時どうじ流行りゅうこう想定そうていした対応たいおうもとめられるとしています。

専門せんもん会合かいごうは、新型しんがたコロナの感染かんせん状況じょうきょうについて、すべての地域ちいき減少げんしょう傾向けいこうつづき、だい都市とし短期たんきてき予測よそくなどからは、ゆるやか減少げんしょう傾向けいこうよこばいなる可能かのうせいがあるとしています。

気温きおん低下ていかあめつづいたことで、夜間やかん繁華はんかがいなど人出ひとで各地かくちったことが、感染かんせんしゃすう減少げんしょう影響えいきょうした可能かのうせいがあると分析ぶんせきしています。

また療養りょうようしゃ重症じゅうしょうしゃくなるひとかず減少げんしょうつづいており、病床びょうしょう使用しようりつ低下ていかするなど医療いりょう体制たいせいについては状況じょうきょう改善かいぜんられるとしています。

ただ今後こんごについては、連休れんきゅう観光かんこうによって接触せっしょく機会きかい増加ぞうかすることが、感染かんせん状況じょうきょうあたえる影響えいきょう注意ちゅういする必要ひつようあるとしています。

また過去かこ2ねん傾向けいこうから、このふゆ新型しんがたコロナウイルスの流行りゅうこう拡大かくだいし、季節きせつせいのインフルエンザが例年れいねんよりもはや流行りゅうこうしたり、コロナと同時どうじ流行りゅうこうしたりすることが懸念けねんされるとしたうえで、そうした事態じたい想定そうていした対応たいおう必要ひつようだとしています。

そのうえで専門せんもん会合かいごうは、ワクチンについて、5さいから11さいどもについては初回しょかい接種せっしゅ追加ついか接種せっしゅ生後せいご6か月かげつから4さいどもについては初回しょかい接種せっしゅそれに、2かいまでの接種せっしゅえた12さい以上いじょうひとにオミクロンかぶ対応たいおうワクチンの接種せっしゅすすめるとしていて、オミクロンかぶ対応たいおうワクチンについては「BA.1」対応たいおうと「BA.5」対応たいおういずれ従来じゅうらいがたのワクチンを上回うわまわ効果こうか期待きたいされるため、いずれかはやてるほう接種せっしゅすすめるとしています。

さらに、場面ばめんおうじたただしいぬのマスク着用ちゃくよう換気かんきおこなこと、飲食いんしょくできるだけしょう人数にんずう飲食いんしょく以外いがいはマスクを着用ちゃくようすること、症状しょうじょうあるときは外出がいしゅつひかえることといった、基本きほんてき感染かんせん対策たいさくつづけるようもとめました。

新規しんき感染かんせんしゃすう 全国ぜんこく減少げんしょう傾向けいこうつづ (11にちまでの1週間しゅうかん)

厚生こうせい労働ろうどうしょう専門せんもん会合かいごうしめされた資料しりょうによりますと、11にちまでの1週間しゅうかん新規しんき感染かんせんしゃすうは、全国ぜんこくでは、まえしゅうくらべて0.73ばい減少げんしょう傾向けいこうつづいています。

首都しゅとけんの13けんでは、東京とうきょうが0.67ばい神奈川かながわけん埼玉さいたまけんが0.69ばい千葉ちばけんが0.71ばい減少げんしょう傾向けいこうつづいています。

関西かんさいでは、大阪おおさか京都きょうとが0.69ばい兵庫ひょうごけんが0.73ばい東海とうかいでも愛知あいちけんが0.61ばい岐阜ぎふけんが0.66ばい三重みえけんが0.78ばいとなっていて、すべての都道とどう府県ふけんまえしゅうより減少げんしょうしています。

人口じんこう10まんあたりの直近ちょっきん1週間しゅうかん感染かんせんしゃすうは、広島ひろしまけんが233.52にん全国ぜんこくもっとおおく、いで長野ながのけんが228.86にん北海道ほっかいどうが222.50にん山形やまがたけんが220.31にんなどとなっているほか大阪おおさかが142.92にん東京とうきょうが130.89にん全国ぜんこくでは142.77にんとなっています。

脇田わきたたかし座長ざちょう同時どうじ流行りゅうこう医療いりょうへのインパクトがおおきい

厚生こうせい労働ろうどうしょう専門せんもん会合かいごうのあとひらかれた記者きしゃ会見かいけんで、脇田わきたたかし座長ざちょうは、今後こんご、インフルエンザと新型しんがたコロナが同時どうじ流行りゅうこうする懸念けねんについて「海外かいがい状況じょうきょうと、ヨーロッパなど新型しんがたコロナの流行りゅうこうはじまり、インフルエンザも一部いちぶ地域ちいき流行りゅうこうえてきている。かり日本にっぽん同時どうじ流行りゅうこうきれば、医療いりょうへのインパクトがおおきい必要ひつよう医療いりょう体制たいせいとしては、重症じゅうしょうリスクのある高齢こうれいしゃや、脳炎のうえんのリスクがあるども優先ゆうせんてき医療いりょうにアクセスできることがもとめられるのではないか」と指摘してきしました。

そのほか必要ひつよう対策たいさくについては「オミクロンかぶ対応たいおうのワクチンや、インフルエンザのワクチンの接種せっしゅすすめることは、流行りゅうこう規模きぼなるべくちいさくし重症じゅうしょう予防よぼうするためにも非常ひじょう重要じゅうようだ」とべました。

また脇田わきた座長ざちょうは、一般いっぱんひとびかける対応たいおうについて「だい7では、検査けんさキットが不足ふそくしたり、解熱げねつやくいにくくなったりした。発熱はつねつしたさいに『セルフメディケーション』をおこなってもらうためにも、いまのうちに検査けんさキットや解熱げねつやくっておくということも重要じゅうようではないか。検査けんさキットが購入こうにゅうしやすい環境かんきょうととのえることも重要じゅうようだ」と指摘してきしました。
ソース:NHK ニュース