後半、ヴァンフォーレは粘り強く守りましたが、39分にサンフレッチェの川村拓夢選手のゴールで同点に追いつかれ、試合は延長戦に入りました。
延長戦では、後半ペナルティーキックのピンチを招く場面がありましたがゴールキーパーの河田晃兵選手の好セーブでしのぎ、1対1のまま決着はつかずペナルティーキック戦に移りました。
ペナルティーキック戦では両チーム3人ずつ決めたあと、サンフレッチェの4人目の川村選手のシュートをヴァンフォーレのゴールキーパーの河田選手が止めました。その後、両チームそれぞれ決めて4対4とした後、後攻のヴァンフォーレは最後に山本英臣選手が落ち着いて決め、5対4として初めての優勝を果たしました。
ヴァンフォーレはこれまでの最高成績はベスト8でしたが、前身のチームを含めて30回目の挑戦となる今大会ではJ1を5チームを破って初の栄冠をつかみました。
また、J2のチームが天皇杯で優勝するのは2011年度の大会で当時J2だったFC東京以来2回目です。一方、Jリーグ開幕以降、準優勝5回のサンフレッチェは、今回が6回目の決勝となりましたが、またも準優勝となりました。
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サッカー天皇杯決勝 J2ヴァンフォーレ甲府がPK戦の末に初優勝
2022-10-16 09:10:28

102回目を迎えたサッカー日本一を決める天皇杯、全日本選手権の決勝が横浜市で行われ、J2のヴァンフォーレ甲府がJ1のサンフレッチェ広島をペナルティーキック戦のすえ破って、初めての優勝を果たしました。
J2のチームが天皇杯で優勝するのは2011年度の大会で当時J2だったFC東京以来、2回目です。
J2のチームが天皇杯で優勝するのは2011年度の大会で当時J2だったFC東京以来、2回目です。
天皇杯の決勝は横浜市の日産スタジアムで行われ初の優勝を目指すヴァンフォーレと前身のチームから数えて4回目の優勝をねらうサンフレッチェが対戦しました。
試合はヴァンフォーレが26分、コーナーキックからの巧みな連係から三平和司選手がシュートを決めて先制しました。

【試合詳細】
甲府 メンバー
▼先発
【GK】1河田晃兵
【DF】2須貝英大/5浦上仁騎/23関口正大/40エドゥアルドマンシャ
【MF】7荒木翔/18鳥海芳樹/24山田陸/26石川俊輝/41長谷川元希
【FW】9三平和司
【GK】1河田晃兵
【DF】2須貝英大/5浦上仁騎/23関口正大/40エドゥアルドマンシャ
【MF】7荒木翔/18鳥海芳樹/24山田陸/26石川俊輝/41長谷川元希
【FW】9三平和司

▼=SUB=
【GK】31岡西宏祐
【DF】4山本英臣/22野澤陸/32フォゲッチ
【MF】20松本凪生
【FW】10ウィリアンリラ/29ジェトゥリオ
【GK】31岡西宏祐
【DF】4山本英臣/22野澤陸/32フォゲッチ
【MF】20松本凪生
【FW】10ウィリアンリラ/29ジェトゥリオ
広島 メンバー
▼先発
【GK】38大迫敬介
【DF】3塩谷司/4荒木隼人/19佐々木翔
【MF】7野津田岳人/10森島司/18柏好文/25茶島雄介/27川村拓夢/39満田誠
【FW】9ドウグラスヴィエイラ
【GK】38大迫敬介
【DF】3塩谷司/4荒木隼人/19佐々木翔
【MF】7野津田岳人/10森島司/18柏好文/25茶島雄介/27川村拓夢/39満田誠
【FW】9ドウグラスヴィエイラ

▼=SUB=
【GK】22川浪吾郎
【DF】2野上結貴/21住吉ジェラニレショーン
【MF】14エゼキエウ/17松本泰志
【FW】13ナッシムベンカリファ/20ピエロスソティリウ
【GK】22川浪吾郎
【DF】2野上結貴/21住吉ジェラニレショーン
【MF】14エゼキエウ/17松本泰志
【FW】13ナッシムベンカリファ/20ピエロスソティリウ
午後2時すぎ試合開始
広島ボールのキックオフで試合が始まりました。
前半10分 茶島が両チーム初のシュート
前半10分まで進んで広島の茶島雄介選手がペナルティーエリアの外からシュートを打ちましたが相手選手に阻まれました。両チーム通じてこの試合初めてのシュートです。
前半15分 甲府がチャンスも阻まれる
関口選手が最終ラインでの相手選手のパスをカットしたあとへ中央に向かって走り込んだ長谷川選手へパス。長谷川選手のシュートは大迫選手に阻まれ得点はなりませんでした。
前半26分 ★GOAL★ 甲府が先制

左サイドのショートコーナーから入ったクロスボールを、ゴール前にいた三平選手が左足で押し込んでゴール。甲府が先制しました。

前半32分 森島(広島)にイエローカード
甲府のエドゥアルドマンシャ選手を倒した広島の森島選手にイエローカードが出されました。
前半35分
先制した甲府がボールを支配する時間が多くなってきました。一方の広島は前半10分の初シュート以降、シュートがありません。
前半終了 甲府 1-0 広島
約1分のアディショナルタイムのあと前半が終わりました。甲府が広島を1対0でリードして後半に折り返しました。広島は前半終了間際に相手陣内でのプレーが多くなりましたが、ゴールは奪えませんでした。
後半開始 広島が2人メンバー交代
【MF】10森島司→【MF】14エゼキエウ
【FW】9ドウグラスヴィエイラ→【FW】13ナッシムベンカリファ
甲府のメンバー交代はありません
【FW】9ドウグラスヴィエイラ→【FW】13ナッシムベンカリファ
甲府のメンバー交代はありません
後半3分 ナッシムベンカリファがシュートも阻まれる
交代で入ったばかりのナッシムベンカリファ選手が左サイドからシュートを狙いましたがゴールキーパーに阻まれました。
後半5分 甲府 ゴール前に迫るもオフサイドの判定
カウンター攻撃で持ち上がったボールを中央の三平選手が受けゴール前に持ち込みゴールキーパーと1対1の形を作りましたが、ボールを受けた場所がオフサイドと判定されました。
後半15分
広島が相手陣に攻め込む時間が増えてきました。サイドを中心にした攻撃でペナルティーエリアに迫る機会が増えてきています。
後半17分 甲府がメンバー交代
【MF】鳥海芳樹→【MF】20松本凪生
【FW】三平和司→【FW】9ウィリアンリラ
【FW】三平和司→【FW】9ウィリアンリラ
後半21分 甲府がさらにメンバー交代
【MF】荒木 翔→【DF】22野澤 陸
後半25分 広島が3人目・4人目の選手交代
【MF】茶島雄介→【DF】2野上結貴
【MF】柏 好文→【MF】17松本泰志
【MF】柏 好文→【MF】17松本泰志
後半29分 甲府はゴールならず

ハーフウェーライン付近でボールを受けたウィリアンリラ選手が1人でペナルティーエリアまで持ち込んでシュートを打ちましたが、クロスバーに当たりゴールはなりませんでした。
後半34分 広島がメンバー交代
【MF】野津田岳人→【MF】ピエロスソティリウ
後半39分 ★GOAL★ 甲府 1-1 広島

広島に同点ゴールが生まれました。左サイドのエゼキエウ選手から出たボールを川村選手が打った強いシュートが決まり同点に追いつきました。
後半終了 試合は延長戦へ
アディショナルタイムの6分間が終わり、後半が終わり試合は延長戦に入ります。
延長前半開始
広島のキックオフで試合は前後半30分の延長戦がはじまりました。
延長前半2分 広島 直接FKはクロスバー直撃

延長前半開始直後、広島はペナルティーエリアすぐ外側からのフリーキックを満田選手が直接ねらいましたがクロスバーに当たりゴールはなりませんでした。
延長前半終了
延長前半は広島が押し気味で試合を進めました。延長前半のシュート数は広島が3本でした。一方の甲府は、相手陣にウィリアンリラ選手が相手陣に持ち込むシーンが何度か見られましたがシュートはありませんでした。
両チームの甲府6本 広島11本となっています。
両チームの甲府6本 広島11本となっています。
延長後半7分 甲府がメンバー交代
【MF】山田 陸→【DF】山本英臣
【DF】浦上仁騎→【DF】フォゲッチ
甲府在籍20年目の山本選手は交代直後、腕にキャプテンマークを巻きました。
【DF】浦上仁騎→【DF】フォゲッチ
甲府在籍20年目の山本選手は交代直後、腕にキャプテンマークを巻きました。
延長後半11分 甲府にエリア内でハンドの判定
交代で入ったばかりの山本英臣選手がペナルティーエリア内で腕にボールが当たったとしてハンドの判定。ペナルティーキックが与えられました。
延長後半13分広島の PKはGK河田が阻む
ゴール左すみを狙った満田選手のペナルティーキックはゴールキーパーの河田選手が右手で触ってゴールはなりませんでした。
延長後半終了 120分で決着つかずPK戦へ
2分間のアディショナルタイムのあとホイッスルが吹かれ、試合はペナルティーキック戦に入ります。
PK戦 5人全員成功の甲府が制し初優勝
コイントスの結果サンフレッチェサポーター側でのペナルティーキック戦となりました。先攻の広島は4人目の川村選手のPKが阻まれた一方で、甲府は5人全員が成功しました。試合を決めた最後のキッカーは甲府在籍20年目のベテラン42歳の山本英臣選手でした。
【PK戦】
広島|○○○×○|4
甲府|○○○○○|5
【PK戦】
広島|○○○×○|4
甲府|○○○○○|5

ソース:NHK ニュース