パリ郊外で開かれているヨーロッパ最大規模の食品見本市の一角では寄港地の特産品などを紹介するブースが設けられました。
フランスでも使われることが多くなってきたという昆布やかつお節のほか、うどんや日本酒、焼酎などが並べられ、各国の食品業界の関係者が試食や試飲をしながら、加工のしかたなどについて質問していました。
ベルギーの食品販売店の経営者は「オーガニックの食品を販売していますが、日本の食品の需要は高まっていると感じます」と話していました。
また、パリ市内では各地域の観光地としての魅力を発信するイベントも開かれ、自治体などが地元の伝統工芸品や食文化を紹介していました。
日本へのツアーを企画する旅行会社の女性は「多くのフランス人が日本の各地域の景色や独自の工芸品、それに食に関心を持っています」と話し、日本への入国規制の大幅緩和で人の往来が活発化することに期待を示しました。
Show Furigana
フランスで「北前船」寄港地の食や文化の魅力発信する催し
2022-10-18 03:54:30

江戸時代から明治時代にかけて物流を担った北前船の寄港地の食や文化の魅力を世界に発信し、農産物の輸出拡大や外国人観光客の誘致につなげようという催しがフランスで開かれています。
この催しは、北前船の寄港地をはじめ、地域の活性化に取り組む団体が開いていて、17日、パリのセーヌ川で式典が開かれ、秋田の竿燈まつりで使われる竿燈や山形の酒田舞娘の踊りなどが披露されました。

ソース:NHK ニュース