髪かみを隠かくさず大会たいかいに出場しゅつじょう　イラン女子選手じょしせんしゅ、懸念けねんされる中帰国ちゅうきこく

韓国かんこくで開催かいさいされたスポーツクライミングのアジア選手権せんしゅけんに、イランの女子選手じょしせんしゅが髪かみを隠かくすスカーフ「ヒジャブ」を着つけずに出場しゅつじょうしました。女性じょせいにヒジャブ着用ちゃくようを義務付ぎむづける当局とうきょくの対応たいおうが心配しんぱいされるなか、選手せんしゅは１９日にちに帰国きこくしたことが分わかりました。

イラン代表だいひょうのエルナズ・レカビさん（３３）は１６日にちの大会たいかいで髪かみを後うしろに束たばね、ヘアバンドをして競技きょうぎに臨のぞむ場面ばめんの動画どうががＳＮＳ上じょうで拡散かくさんして注目ちゅうもくを集あつめました。

国営こくえいイラン通信つうしん（ＩＲＮＡ）によると、本人ほんにんは１９日にちの朝早あさはやく首都しゅとテヘランに戻もどりました。ＳＮＳに投稿とうこうされた動画どうがには、空港くうこうに到着とうちゃくし、報道陣ほうどうじんと話はなしす姿すがたが映うつっています。空港内くうこうないや周囲しゅういに集あつまった市民しみんらが、レカビさんを「英雄えいゆう」と呼よぶ様子ようすも見みえます。

レカビさんが当局とうきょくの拘束下こうそくかにあるのかどうか、罰ばちを受うけるのかどうかは明あきらかではありません。

ソース：NHK ニュース