ウクライナ“火力かりょく発電はつでん能力のうりょく少すくなくとも半分はんぶん失うしなう ロシア軍ぐん攻撃こうげき”

ロシア軍ぐんはウクライナ各地かくちのエネルギー関連かんれん施設しせつをねらった攻撃こうげきを繰り返くりかえしています。ウクライナ側がわは、火力かりょく発電はつでん能力のうりょくの少すくなくとも半分はんぶんが失うしなわれたとしていて、本格ほんかく的てきな冬ふゆを前まえに市民しみん生活せいかつへの影響えいきょうが懸念けねんされています。

ウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうを続つづけるロシア軍ぐんは、ミサイルや無人むじん機きなどを使つかってエネルギー関連かんれん施設しせつを標的ひょうてきに攻撃こうげきを繰り返くりかえしています。

ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相しょうは21日にち、ロイター通信ろいた-つうしんに対にたいして、これまでに、ウクライナの電力でんりょくインフラの30％から40％が攻撃こうげきを受うけたと述のべました。特とくに火力かりょく発電はつでん所しょが標的ひょうてきにされ、火力かりょく発電はつでん能力のうりょくの少すくなくとも半分はんぶんが失うしなわれたとしています。

ハルシチェンコ氏しは攻撃こうげきを受うけた施設しせつの復旧ふっきゅうには数すうか月かげつかかるという見方みかたを示しめしています。

ゼレンスキー大統領だいとうりょうは国民こくみんに対にたいして節電せつでんを求もとめていますが本格ほんかく的てきな冬ふゆを前まえに市民しみん生活せいかつへの影響えいきょうが懸念けねんされています。

一方いっぽうで、ウクライナ軍ぐんは南部なんぶや東部とうぶで反転はんてん攻勢こうせいを続つづけていて、ゼレンスキー大統領だいとうりょうは21日にちに公開こうかいした動画どうがで「ウクライナの南部なんぶと東部とうぶでは激はげしい戦闘せんとうが続つづいているが、主導しゅどう権けんを握にぎっているのはウクライナ軍ぐんだ」と主張しゅちょうしました。

また、南部なんぶヘルソン州しゅうの状況じょうきょうについてアメリカのシンクタンク「戦争せんそう研究所けんきゅうじょ」は21日にちの分析ぶんせきで州しゅうの西部せいぶからロシア軍ぐんが撤退てったいを始はじめたという見方みかたを示しめしました。

ウクライナ軍ぐんも21日にち、SNSで、ロシア軍ぐんが中心ちゅうしん都市としヘルソンがある地域ちいきからドニプロ川がわの対岸たいがんへ部隊ぶたいを移動いどうさせているとして、撤退てったいと見みられる動うごきがあると指摘してきし、ヘルソンの奪還だっかんに向むけ、反転はんてん攻勢こうせいを強つよめているとみられます。

ソース：NHK ニュース