フィギュア GPシリーズ初戦しょせん 男子だんしシングル 三浦みうら佳生よしおが2位い

フィギュアスケートのグランプリシリーズ初戦しょせん、アメリカ大会たいかいは22日にち、男子だんしシングル後半こうはんのフリーが行おこなわれ、日本にっぽんの三浦みうら佳生よしお選手せんしゅが自己じこベストを更新こうしんして2位いに入はいりました。
優勝ゆうしょうは4回転かいてんアクセルを決きめたアメリカのイリア・マリニン選手せんしゅでした。

グランプリシリーズの初戦しょせんアメリカ大会たいかいは22日にち、男子だんしシングル後半こうはんのフリーが行おこなわれました。

前半ぜんはんのショートプログラムで首位しゅいの三浦みうら選手せんしゅは冒頭ぼうとうの4回転かいてんループで転倒てんとうしたものの、続つづく4回転かいてんトーループからの連続れんぞくジャンプと4回転かいてんサルコーをきれいに決きめて高たかい出来栄できばえ点てんを獲得かくとくしました。

その後そのごはスピンやステップでレベルの取とりこぼしはあったものの「美女と野獣びじょとやじゅう」の音楽おんがくに合あわせて表現ひょうげん豊ゆたかに滑すべりきりました。

この結果けっか、フリーで178.23をマークした三浦みうら選手せんしゅは合計ごうけいを自己じこベストを更新こうしんする273.19として2位いに入はいり、グランプリシリーズで初はじめて表彰台ひょうしょうだいに上のぼりました。

優勝ゆうしょうはショートプログラム4位いのアメリカの17歳さい、マリニン選手せんしゅで冒頭ぼうとうで4回転かいてんアクセルに成功せいこうし、4点てんをこえる高たかい出来栄できばえ点てんを獲得かくとくしました。

マリニン選手せんしゅは4種類しゅるいの4回転かいてん5本ほんを跳とんでフリーで194.29、合計ごうけいを280.37として逆転ぎゃくてんで優勝ゆうしょうしました。

日本にっぽん勢ぜいは三宅みやけ星ぼし南みなみ選手せんしゅが8位い、島田しまだ高志たかし郎ろう選手せんしゅが9位いでした。

また、女子じょしシングル前半ぜんはんのショートプログラムでは昨さくシーズンの世界せかい選手権せんしゅけんを制せいした坂本さかもと花織かおり選手せんしゅが出場しゅつじょうし、3回転かいてん3回転かいてんの連続れんぞくジャンプの後半こうはんが2回転かいてんになるなど点数てんすうは伸のびませんでしたが71.72で首位しゅいに立たちました。

松生まつおい理乃りの選手せんしゅは59.50で8位いでした。

アイスダンス前半ぜんはんのリズムダンスでは村元むらもと哉中ちゅう選手せんしゅと高橋たかはし大輔だいすけ選手せんしゅのカップルが出場しゅつじょうして、今こんシーズンの競技きょうぎの課題かだいである「ラテン」の音楽おんがくに合あわせて冒頭ぼうとうからキレのある動うごきを見みせました。

片足かたあしでのターンを繰り返くりかえすツイヅルでは高橋たかはし選手せんしゅが最高さいこう評価ひょうかのレベルフォーを獲得かくとくしたほか、後半こうはんは2人にんの持ち味もちあじであるテンポの速はやいステップを披露ひろうし、得点とくてんは69.67で5位いでした。

三浦みうら佳生よしお「すごくいい経験けいけんした」

三浦みうら佳生よしお選手せんしゅは「すごく調子ちょうしがよくていい状態じょうたいでここに来きた。フリーはぼちぼちできたかなと思おもうがミスも出でたので、そこを次つぎの試合しあいで改善かいぜんしたい」と振り返ふりかえりました。

そのうえで「海外かいがいでのグランプリは初はじめてで時差じさや調整ちょうせい期間きかんも短みじかかったし、その中なかでいかに本番ほんばんにもってくるかなど、すごくいい経験けいけんをした。次つぎのカナダ大会たいかいに向むけても経験けいけんを生いかして頑張がんばりたい」と話はなしていました。

また、今こんシーズンのフリーで演えんじる「美女と野獣びじょとやじゅう」のプログラムについては「野獣やじゅうに変かえられての苦悩くのうや葛藤かっとう、最後さいごには一緒いっしょにダンスするという流ながれになっているので一連いちれんの物語ものがたりを表現ひょうげんしたい。去年きょねんと違ちがった柔やわらかい表現ひょうげんを意識いしきしていて後半こうはんのトリプルアクセルでも音おとに合あわせながら、それこそ人間にんげんに戻もどるように回転かいてんするなどジャンプを音おとに合あわせてやることなどを意識いしきしている」と話はなしていました。

ソース：NHK ニュース