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山際大臣 辞任の意向固める 相次ぐ旧統一教会との関係発覚受け
2022-10-24 08:55:26

旧統一教会との関係が相次いで明らかになっている山際経済再生担当大臣は辞任する意向を固め、自民党幹部に伝えました。野党側が追及を強める中、政権運営にさらなる影響を与えるのを避けるねらいがあるものとみられます。
山際氏は、衆議院神奈川18区選出の当選6回で54歳。
獣医師などを経て、平成15年の衆議院選挙で初当選しました。
去年10月の岸田内閣発足に伴い経済再生担当大臣として初入閣し、政権が掲げる重要政策「新しい資本主義」や新型コロナ対策などを中心に担い、ことし8月の内閣改造で再任されていました。
しかし、旧統一教会をめぐって先月、自民党が所属の国会議員を対象にした調査結果を公表したあとも、過去に教会主催の会合に出席していたことや、会合でハン・ハクチャ総裁と会い集合写真を撮っていたことなど「記憶にない」としてきた関係が外部の指摘で相次いで明らかになっていました。
このため、野党側は岸田総理大臣に山際大臣の更迭を求めて追及を強めていましたが、山際大臣は24日の国会でも引き続き丁寧に説明していく考えを示し理解を求めていました。
山際大臣としてはみずからと旧統一教会との関係をめぐり、政権運営にさらなる影響を与えるのを避けるねらいがあるものとみられます。
ソース:NHK ニュース