旧きゅう優生ゆうせい保護ほご法ほうの強制きょうせい不妊ふにん手術しゅじゅつ “国くには責任せきにん認みとめ調査ちょうさや検証けんしょうを”

旧きゅう優生ゆうせい保護ほご法ほうのもとで、障害しょうがいなどを理由りゆうに不妊ふにん手術しゅじゅつを強制きょうせいされた人ひとたちが25日にち、都内とないで集会しゅうかいを開ひらき、国くにに対にたいして、責任せきにんを認みとめたうえで被害ひがいの調査ちょうさや検証けんしょうを行おこなうよう訴うったえました。

旧きゅう優生ゆうせい保護ほご法ほうをめぐっては、国くにに対にたいして損害そんがい賠償ばいしょうを求もとめる裁判さいばんを起おこした人ひとが全国ぜんこくで合あわせて31人にんとなり、このうち5人にんが亡なくなっています。

東京とうきょうの日比谷ひびや公園こうえんで開ひらかれた集会しゅうかいには、障害しょうがいなどを理由りゆうに不妊ふにん手術しゅじゅつを強制きょうせいされた人ひとやその家族かぞくなど、およそ1300人にんが参加さんかしました。

この中なかで裁判さいばんの原告げんこくの1人にんで北きた三郎さぶろうさんの名前なまえで活動かつどうする都内とないの79歳さいの男性だんせいが「当事者とうじしゃは高齢こうれいの人ひとばかりであとがありません。無念むねんの思おもいを持もたずに生いきるためにも、一いち日にちも早はやく全面ぜんめん解決かいけつすることを祈いのっています」と訴うったえました。

このあと国こくに対にたいして責任せきにんを認みとめたうえで、人権じんけんと尊厳そんげんの回復かいふくを求もとめることや被害ひがいの調査ちょうさや検証けんしょうを行おこない、再発さいはつ防止ぼうし策さくを確立かくりつすることなどを訴うったえるアピール文ぶんが読み上よみあげられました。

集会しゅうかいを主催しゅさいした「優生ゆうせい保護ほご法ほう問題もんだいの全面ぜんめん解決かいけつをめざす全国ぜんこく連絡れんらく会かい」の利光としみつ惠子けいこ共同きょうどう代表だいひょうは「新型しんがたコロナの影響えいきょうで集会しゅうかいを開催かいさいすることが難むずかしかったが、今回こんかい開催かいさいできたことで、多おおくの人ひとたちが解決かいけつを求もとめていることを、目めに見みえる形かたちで国くにや社会しゃかいに示しめすことができたと思おもいます」と話はなしていました。

ソース：NHK ニュース