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江東区と大田区が帰属主張の埋め立て地 都が調停打ち切り
2017-11-13 06:13:00

東京オリンピック・パラリンピックで競技会場が設けられる東京湾の埋め立て地について、江東区と大田区が帰属を主張している問題で、東京都は解決の見込みがないとして、調停を打ち切りました。都がこれまでに示した調停案も無効となり、今後は司法の場で帰属が争われることになります。
東京大会のボートやカヌー、馬術の競技会場が設けられる東京湾の「中央防波堤埋立地」をめぐっては、江東区と大田区がそれぞれ帰属を主張していて、都の自治紛争処理委員は先月、海岸線からの距離などをもとに、江東区に86.2%、大田区に13.8%を帰属させるとする調停案を示し、受け入れを勧告しました。
しかし大田区は調停案の受け入れを拒否したうえで、帰属の割合の見直しを求めて、江東区を被告とする訴えを東京地方裁判所に起こしました。
これを受け東京都は、調停による解決の見込みがないとして、知事の同意を得て13日づけで調停を打ち切りました。
これにより都が示した調停案も無効となり、今後は司法の場で埋め立て地の帰属が争われることになりますが、東京都は「都としても両区から合意点を見いだせないか、引き続き話を聞いていきたい」としています。
東京湾の埋め立て地について江東区と大田区が帰属を主張している問題で、東京都が調停を打ち切ったことについて小池知事は、「こういう形で調停が取り下げられたことはこれまでにないと思う。まずは江東区と大田区の両者の言い分を改めてヒアリングさせていただくことから進める必要がある」と述べました。
東京都が調停を打ち切ったことについて、大田区は、「コメントは差し控える」としています。
東京都が調停を打ち切ったことについて、江東区の山崎孝明区長は、「調停案は、両区の主張を中立的かつ公平に聴取・審議するなど、合理的なものだ。調停案を受託することとした江東区としては、誠に遺憾で、残念にほかならない。帰属問題は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会前までの早期解決を図ることが何より重要だ」というコメントを出しました。
しかし大田区は調停案の受け入れを拒否したうえで、帰属の割合の見直しを求めて、江東区を被告とする訴えを東京地方裁判所に起こしました。
これを受け東京都は、調停による解決の見込みがないとして、知事の同意を得て13日づけで調停を打ち切りました。
これにより都が示した調停案も無効となり、今後は司法の場で埋め立て地の帰属が争われることになりますが、東京都は「都としても両区から合意点を見いだせないか、引き続き話を聞いていきたい」としています。
東京湾の埋め立て地について江東区と大田区が帰属を主張している問題で、東京都が調停を打ち切ったことについて小池知事は、「こういう形で調停が取り下げられたことはこれまでにないと思う。まずは江東区と大田区の両者の言い分を改めてヒアリングさせていただくことから進める必要がある」と述べました。
東京都が調停を打ち切ったことについて、大田区は、「コメントは差し控える」としています。
東京都が調停を打ち切ったことについて、江東区の山崎孝明区長は、「調停案は、両区の主張を中立的かつ公平に聴取・審議するなど、合理的なものだ。調停案を受託することとした江東区としては、誠に遺憾で、残念にほかならない。帰属問題は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会前までの早期解決を図ることが何より重要だ」というコメントを出しました。
ソース:NHK ニュース