セブン‐イレブン 残業ざんぎょう手当てあて一部いちぶ未払みはらい 創業そうぎょう当初とうしょからか

コンビニ大手おおてのセブン‐イレブン・ジャパンは、パートやアルバイトの従業じゅうぎょう員いんに少すくなくとも７なな年ねん余あまりにわたって残業ざんぎょう手当てあての一部いちぶ、およそ４よん億おく9000万まん円えんを支払しはらっていなかったと正式せいしきに発表はっぴょうしました。永松ながまつ文彦ふみひこ社長しゃちょうは記者きしゃ会見かいけんで陳謝ちんしゃし、自身じしんの役員やくいん報酬ほうしゅうの一部いちぶを自主じしゅ的てきに返上へんじょうすると明あきらかにしました。

セブン‐イレブン・ジャパンは、加盟かめい店てんが雇用こようしたパートやアルバイトの従業じゅうぎょう員いんの給与きゅうよの計算けいさんや支払しはらいを本部ほんぶが代行だいこうしていますが、ことし９月くがつ、労働ろうどう基準きじゅん監督かんとく署しょからの指摘してきで、一部いちぶが未払みはらいになっていたことが分わかりました。

法律ほうりつで定さだめられた残業ざんぎょう手当てあての計算けいさん式しきを間違まちがえていたためで、記録きろくが残のこっている平成へいせい24年ねん３月さんがつ以降いこうだけで遅延ちえん損害そんがい金きんを含ふくめて３さん万まん人にん余あまりの従業じゅうぎょう員いんの手当てあて、およそ４よん億おく9000万まん円えんが未払みはらいになっていたということです。

会社かいしゃでは対象たいしょうの従業じゅうぎょう員いんに未払みはらいの手当てあてを速すみやかに支払しはらう措置そちを取とることにしています。

また、誤あやまった計算けいさん式しきが使つかわれる以前いぜんについても残業ざんぎょう手当てあての未払みはらいがあり、労働ろうどう基準きじゅん監督かんとく署しょから指摘してきを受うけたにもかかわらず、会社かいしゃはこれを公表こうひょうしておらず、未払みはらいは創業そうぎょう当初とうしょから続つづいていたおそれがあるとしています。

会社かいしゃでは、記録きろくが残のこっていない時期じきの従業じゅうぎょう員いんに対にたいしても、給与きゅうよ明細めいさいなどの書類しょるいで手当てあての未払みはらいが確認かくにんができれば支払しはらうことにしています。

永松ながまつ文彦ふみひこ社長しゃちょうは記者きしゃ会見かいけんで「このような事態じたいを招まねいてしまい加盟かめい店てんの従業じゅうぎょう員いんやオーナー、関係かんけい者しゃに多大ただいなご迷惑めいわくとご心配しんぱいおかけしましたことを深ふかくおわび申し上もうしあげる」と陳謝ちんしゃし、自身じしんの役員やくいん報酬ほうしゅうの月額げつがく10％を３さんか月かげつ、自主じしゅ的てきに返上へんじょうすることを明あきらかにしました。

ソース：NHK ニュース