首相しゅしょう 憲法けんぽう改正かいせいに意欲いよく 解散かいさん“判断はんだんすれば ちゅうちょなく決断けつだん”

憲法けんぽう改正かいせいをめぐって、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは、東京とうきょう都内とないで行おこなった講演こうえんで、任期にんき中ちゅうにみずからの手てで改正かいせいを実現じつげんさせることに改あらためて強つよい意欲いよくを示しめす一方いっぽう、衆議院しゅうぎいんの解散かいさんについては「国民こくみんに信しんを問とうべき時ときが来きたと判断はんだんすれば、ちゅうちょなく決断けつだんする」と述のべました。

この中なかで、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは、「臨時りんじ国会こっかいではこの１いちか月かげつ、『桜さくらを見みる会かい』に議論ぎろんが集中しゅうちゅうした。おととしと去年きょねんは『モリカケ問題もんだい』、ことしの春はるは統計とうけいの問題もんだい、この秋あきは『桜さくらを見みる会かい』と、この３さん年ねんほどの間ま、国会こっかいでは政策せいさく論争ろんそう以外いがいの話はなしに多おおくの審議しんぎ時間じかんが割さかれてしまっていることを国民こくみんの皆みなさんに大変たいへん申し訳もうしわけなく思おもっている」と述のべました。

また、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは、憲法けんぽう改正かいせいについて「先さきの参議院さんぎいん選挙せんきょで国民こくみんが示しめした意思いしは、『しっかりと議論ぎろんしろ』ということであり、国会こっかい議員ぎいんは、国民こくみんの決きめる権利けんりを阻害そがいしてはならない。たやすい道みちではないが、必かならずや私わたし自身じしんの手てで成し遂なしとげたい」と述のべ、任期にんき中ちゅうの改正かいせいに改あらためて強つよい意欲いよくを示しめしました。

一方いっぽう、麻生あそう副ふく総理そうり兼けん財務ざいむ大臣だいじんが、憲法けんぽう改正かいせいの実現じつげんには、自民党じみんとう総裁そうさいの任期にんきを延長えんちょうし、４よん期き目めに入はいる必要ひつようがあるという認識にんしきを示しめしたことに関連かんれんし、４よん期き目めへの考かんがえを問とわれたのに対にたいし、「全まったく考かんがえていない」と述のべ、重かさねて否定ひていしました。

そして、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは、衆議院しゅうぎいんの解散かいさんについて、「いまここで解散かいさんの大義たいぎを具体ぐたい的てきに申し上もうしあげることはできないが、国くにづくりを進すすめていくうえで、国民こくみんの信しんを問とうべき時ときが来きたと判断はんだんすれば、ちゅうちょなく解散かいさんの決断けつだんをする」と述のべました。

また、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは、今月こんげつ24日にちに、中国ちゅうごく・四川しせん省しょうで開ひらかれる日にち中ちゅう韓かん３さんか国かこくの首脳しゅのう会議かいぎに出席しゅっせきするのに合あわせて、中国ちゅうごくの習近平ちから国家こっか主席しゅせきと李り克かつ強きょう首相しゅしょう、それに韓国かんこくのムン・ジェイン（文ぶん在ざい寅とら）大統領だいとうりょうとの個別こべつ会談かいだんを予定よていしていることを明あきらかにしました。

さらに、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは、政府せいふが検討けんとう進すすめている厚生こうせい年金ねんきんの適用てきよう拡大かくだいについて、まずは、101人にん以上いじょうの企業きぎょうを対象たいしょうにしたうえで、さらに２に年ねん後ごには、51人にん以上いじょうの企業きぎょうまで拡大かくだいする考かんがえを示しめし、来週らいしゅう開ひらかれる全ぜん世代せだい型がた社会しゃかい保障ほしょう検討けんとう会議かいぎで方向ほうこう性せいをまとめることを明あきらかにしました。

ソース：NHK ニュース