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会期延長のCOP25 主要議題で合意できず閉幕も
2019-12-14 21:37:38

地球温暖化対策の国連の会議「COP25」は、会期を延長して交渉が続いていますが、今も最終合意案は示されておらず、主要な議題について合意できないまま閉幕する可能性も出てきています。
今月2日からスペインで開かれてきた「COP25」は、13日に会議の成果となる文書を採択して閉幕する予定でした。
しかし、温室効果ガスの削減目標を引き上げるよう各国に促す記述や、来年から始まる「パリ協定」の実施に必要なルールの一部をめぐって意見がまとまらず、会期を1日延長して交渉が続けられています。
議長国チリは各国との調整を続け、最終合意案を示すとしていますが、現地時間の14日午後10時半をすぎても示されておらず、主要な議題について合意できないまま閉幕する可能性も出てきています。
環境省の担当者は「ぎりぎりの努力を続けている。会議の見通しは分からないが、交渉がまとまるように徹夜を覚悟で全力を尽くしたい」と話していました。
すべての国が協調して温暖化対策に取り組むことを定めた「パリ協定」が始まるのを目前に控え、各国が妥協点を見いだせるのか、交渉は大きな山場を迎えています。
しかし、温室効果ガスの削減目標を引き上げるよう各国に促す記述や、来年から始まる「パリ協定」の実施に必要なルールの一部をめぐって意見がまとまらず、会期を1日延長して交渉が続けられています。
議長国チリは各国との調整を続け、最終合意案を示すとしていますが、現地時間の14日午後10時半をすぎても示されておらず、主要な議題について合意できないまま閉幕する可能性も出てきています。
環境省の担当者は「ぎりぎりの努力を続けている。会議の見通しは分からないが、交渉がまとまるように徹夜を覚悟で全力を尽くしたい」と話していました。
すべての国が協調して温暖化対策に取り組むことを定めた「パリ協定」が始まるのを目前に控え、各国が妥協点を見いだせるのか、交渉は大きな山場を迎えています。
各国の反応
「COP25」の交渉が難航していることについて、ケニアの交渉官は「目標の引き上げは最も大事な議題だ。現時点では全く合意できる内容になっていないが、何とか合意にたどりつければと思う」と話していました。
また、セネガルの交渉官は「非常に難しい交渉が続いていて、決着までは遠いと感じる。しかし、ここまで交渉したのだから何かしら成果はほしいとどの国も思っているはずだ」と話していました。
また、セネガルの交渉官は「非常に難しい交渉が続いていて、決着までは遠いと感じる。しかし、ここまで交渉したのだから何かしら成果はほしいとどの国も思っているはずだ」と話していました。
ソース:NHK ニュース