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モスクワ 治安機関の建物で銃撃 職員1人死亡 5人けが
2019-12-19 19:29:18

ロシアの首都モスクワの中心部にある治安機関、連邦保安庁の建物が19日夜、銃で武装した何者かに襲撃され、これまでに職員1人が死亡し、関係者など少なくとも5人がけがをしました。
ロシア連邦保安庁などによりますと、19日午後6時ごろ、本部の近くにある関連施設の建物が銃で武装した何者かに襲撃され、これまでに職員1人が死亡し、関係者など少なくとも5人がけがをしたということです。
連邦保安庁は、銃で武装した人物1人をその場で殺害したことを明らかにし、当初、地元メディアが伝えた複数による犯行という情報を否定しました。
連邦保安庁では襲撃した人物の特定を急ぐとともに、ほかに襲撃に関与した人物がいないかなど、事件の背景について詳しく調べています。
現場は、プーチン大統領の執務室があるクレムリンからおよそ1キロしか離れておらず、インターファクス通信によりますと襲撃が起きた時、大統領はクレムリンにあるホールで治安機関の職員の記念日を祝う行事に出席していたということです。
連邦保安庁は、銃で武装した人物1人をその場で殺害したことを明らかにし、当初、地元メディアが伝えた複数による犯行という情報を否定しました。
連邦保安庁では襲撃した人物の特定を急ぐとともに、ほかに襲撃に関与した人物がいないかなど、事件の背景について詳しく調べています。
現場は、プーチン大統領の執務室があるクレムリンからおよそ1キロしか離れておらず、インターファクス通信によりますと襲撃が起きた時、大統領はクレムリンにあるホールで治安機関の職員の記念日を祝う行事に出席していたということです。
周辺道路 武装警察が警戒
銃撃の瞬間に現場近くで撮影されたとみられる映像では、「バーン、バーン」という、銃声と思われる大きな音が連続して聞こえました。そして、近くにいた人たちが「ここから離れろ」などと声をあげ、建物のかげに身を隠す人の姿も見られました。
その後、現場には多くの警察車両が集まり、周辺の道路は通行を規制されて、武装した警察が警戒にあたっていました。
また、現場近くにある地下鉄の駅の入り口では警察が柵を設け、そばに集まっていた報道陣も退去させるなど緊迫した雰囲気に包まれていました。
その後、現場には多くの警察車両が集まり、周辺の道路は通行を規制されて、武装した警察が警戒にあたっていました。
また、現場近くにある地下鉄の駅の入り口では警察が柵を設け、そばに集まっていた報道陣も退去させるなど緊迫した雰囲気に包まれていました。
ロシア 連邦保安庁とは
ロシアの連邦保安庁は、FSBと呼ばれる治安機関で、外国によるスパイ活動をはじめテロ組織や過激派の活動を取り締まるほか、国境警備も担っています。
前身はプーチン大統領もかつて勤務していた旧ソビエトの治安機関KGB=国家保安委員会です。
2010年には、今回の銃撃現場に近い連邦保安庁の最寄りの地下鉄の駅で、朝の通勤時間帯に自爆テロが起きて乗客など20人以上が死亡し、連邦保安庁の職員や関係者を狙ったとの見方も出ていました。
前身はプーチン大統領もかつて勤務していた旧ソビエトの治安機関KGB=国家保安委員会です。
2010年には、今回の銃撃現場に近い連邦保安庁の最寄りの地下鉄の駅で、朝の通勤時間帯に自爆テロが起きて乗客など20人以上が死亡し、連邦保安庁の職員や関係者を狙ったとの見方も出ていました。
ソース:NHK ニュース