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台風被害の三陸鉄道 3月20日 全線再開へ
2019-12-23 19:06:42

台風19号の影響で全体の6割の路線で不通が続く岩手県の三陸鉄道は、来年の3月20日に全線で運転再開する見通しとなりました。
三陸鉄道リアス線は、ことし10月の台風19号で線路の地盤流出などの被害を受け、163キロある路線の6割にあたる、久慈駅と田老駅、津軽石駅と釜石駅の区間で不通が続いています。


こうした中、23日、運転を再開した区間の列車内で、岩手県の達増知事や沿線市町村の首長などおよそ20人が参加し、定例の取締役会が開かれました。
会議は非公開でしたが、この中で来年3月20日に全線での運転再開を目指す方針が、三陸鉄道から示されたということです。
具体的には、復旧工事が完了した区間から順次運転を再開し、最終的に被害が大きかった陸中山田駅と釜石駅の区間で、3月20日に運転再開する予定だということです。
また会議では、当初、黒字を見込んでいた今年度の決算について、乗客数の減少による運賃収入の落ち込みや代行バスの運行費用などで、9000万円余りの赤字となる見通しが報告されたということです。
三陸鉄道の中村一郎社長は「地域の生活を支える鉄道としての役割を取り戻せるよう、全線再開に向けて社員一丸となって取り組みたい」と話していました。
会議は非公開でしたが、この中で来年3月20日に全線での運転再開を目指す方針が、三陸鉄道から示されたということです。
具体的には、復旧工事が完了した区間から順次運転を再開し、最終的に被害が大きかった陸中山田駅と釜石駅の区間で、3月20日に運転再開する予定だということです。
また会議では、当初、黒字を見込んでいた今年度の決算について、乗客数の減少による運賃収入の落ち込みや代行バスの運行費用などで、9000万円余りの赤字となる見通しが報告されたということです。
三陸鉄道の中村一郎社長は「地域の生活を支える鉄道としての役割を取り戻せるよう、全線再開に向けて社員一丸となって取り組みたい」と話していました。
ソース:NHK ニュース