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飲み会の場で入試問題漏えい 首都大東京 教授を懲戒解雇
2019-12-24 07:12:36

首都大学東京は平成29年に実施した大学院の入学試験の受験生に対し、試験問題の内容を事前に漏らしたなどとして、53歳の男性教授を24日付けで懲戒解雇処分にしました。
これは24日、首都大学東京の上野淳学長らが記者会見を開いて明らかにしたものです。
それによりますと、大学の健康福祉学部と大学院の人間健康科学研究科の竹井仁教授は(53)平成29年5月に実施された大学院の入学試験で、受験予定の知り合いの男性に対し、試験日前日の飲み会の場でみずからが試験問題の作成者であることを明らかにしたうえで、問題内容を事前に漏らしたということです。
去年、問題の漏えいを受けた受験生からの申し出を受けて大学が調査した結果、不正が明らかになり、大学は改めて合格判定を行って、本来は合格となるべき別の受験生1人を追加合格にしたということです。
竹井教授はこのほか、平成28年の参議院選挙の選挙期間中に、複数の学生に授業中に特定の候補者への投票を呼びかけていたということで、大学は、入学試験や教育という大学の根幹にかかわる極めて重大な問題だとして、竹井教授を24日付けで懲戒解雇の処分にしました。
大学は今後、複数の教員で試験問題を作成することなどを徹底するとともに、外部の弁護士を含む検証チームを設置して原因の分析を行い、再発防止策をまとめるとしています。
上野学長は、「多くの方々にご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げる」と陳謝しました。
それによりますと、大学の健康福祉学部と大学院の人間健康科学研究科の竹井仁教授は(53)平成29年5月に実施された大学院の入学試験で、受験予定の知り合いの男性に対し、試験日前日の飲み会の場でみずからが試験問題の作成者であることを明らかにしたうえで、問題内容を事前に漏らしたということです。
去年、問題の漏えいを受けた受験生からの申し出を受けて大学が調査した結果、不正が明らかになり、大学は改めて合格判定を行って、本来は合格となるべき別の受験生1人を追加合格にしたということです。
竹井教授はこのほか、平成28年の参議院選挙の選挙期間中に、複数の学生に授業中に特定の候補者への投票を呼びかけていたということで、大学は、入学試験や教育という大学の根幹にかかわる極めて重大な問題だとして、竹井教授を24日付けで懲戒解雇の処分にしました。
大学は今後、複数の教員で試験問題を作成することなどを徹底するとともに、外部の弁護士を含む検証チームを設置して原因の分析を行い、再発防止策をまとめるとしています。
上野学長は、「多くの方々にご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げる」と陳謝しました。
ソース:NHK ニュース