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長男殺害 元農水事務次官側が控訴「判決には事実誤認」
2019-12-25 06:27:49

農林水産省の元事務次官が長男を殺害したとして、懲役6年を言い渡された判決について、25日、被告の弁護士が判決を不服として控訴し、今後、2審の東京高等裁判所で審理されることになりました。
農林水産省の元事務次官、熊澤英昭被告(76)は、ことし6月、東京 練馬区の自宅で、44歳の長男を包丁で刺して殺害した罪に問われました。
1審で被告は起訴された内容を認め、被告の弁護士は執行猶予の付いた判決を求めましたが、東京地方裁判所は今月16日、「強固な殺意に基づく危険な犯行だ」として懲役6年の実刑判決を言い渡していました。
これについて、被告の弁護士が25日、判決を不服として控訴し、今後、2審の東京高等裁判所で審理されることになりました。
被告の弁護士は「熊澤氏本人には懲役6年の実刑判決であっても、これに服してみずからの罪を償う意向がありましたが、判決は熊澤氏の行為がとっさにやむをえず及んだものである事実を認めなかったことなど、事件に至った経緯・動機について量刑に大きな影響を及ぼす事実誤認があることから、熊澤氏の了解も得て控訴した」というコメントを出しました。
被告は、1審の判決が言い渡されたあとの今月20日、東京高裁に保釈が認められ、保釈金500万円を納めて保釈されています。
1審で被告は起訴された内容を認め、被告の弁護士は執行猶予の付いた判決を求めましたが、東京地方裁判所は今月16日、「強固な殺意に基づく危険な犯行だ」として懲役6年の実刑判決を言い渡していました。
これについて、被告の弁護士が25日、判決を不服として控訴し、今後、2審の東京高等裁判所で審理されることになりました。
被告の弁護士は「熊澤氏本人には懲役6年の実刑判決であっても、これに服してみずからの罪を償う意向がありましたが、判決は熊澤氏の行為がとっさにやむをえず及んだものである事実を認めなかったことなど、事件に至った経緯・動機について量刑に大きな影響を及ぼす事実誤認があることから、熊澤氏の了解も得て控訴した」というコメントを出しました。
被告は、1審の判決が言い渡されたあとの今月20日、東京高裁に保釈が認められ、保釈金500万円を納めて保釈されています。
ソース:NHK ニュース