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“現金300万円直接手渡し” 秋元議員は否認 IR汚職事件
2019-12-25 19:20:54

IR=統合型リゾート施設をめぐり秋元司衆議院議員が逮捕された汚職事件で、贈賄側の中国企業の顧問ら2人が東京地検特捜部の調べに対し、「おととし9月下旬に現金300万円を秋元議員に直接手渡した」と供述していることが関係者への取材で分かりました。
その翌月には衆議院選挙が行われていて、特捜部は300万円の賄賂が選挙の陣中見舞いの名目で渡された疑いがあると見て調べています。一方、秋元議員は「一切身に覚えがない」などと容疑を全面的に否認しているということです。
その翌月には衆議院選挙が行われていて、特捜部は300万円の賄賂が選挙の陣中見舞いの名目で渡された疑いがあると見て調べています。一方、秋元議員は「一切身に覚えがない」などと容疑を全面的に否認しているということです。
自民党を離党した衆議院議員の秋元司容疑者(48)はIR=統合型リゾート施設などを担当する内閣府などの副大臣を務めていたおととし9月、IRへの参入を目指していた中国企業の「500ドットコム」側から現金300万円などの賄賂を受け取ったなどとして、25日、収賄の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。
また中国企業の顧問の紺野昌彦容疑者(48)と仲里勝憲容疑者(47)、それに日本法人の元取締役の鄭希容疑者(37)の3人は、贈賄の疑いで逮捕されています。
このうち紺野顧問ら2人が東京地検特捜部の調べに対し、「現金300万円はおととし9月下旬に秋元議員に都内で直接手渡した」などと供述していることが関係者への取材で分かりました。
その翌月のおととし10月には衆議院選挙が行われていて、特捜部は300万円の賄賂が選挙の陣中見舞いの名目で渡された疑いがあると見て詳しい経緯を調べています。
一方、25日夜、東京拘置所で接見した弁護士によりますと、秋元議員は「一切、身に覚えがない」などと容疑を全面的に否認しているということです。
また中国企業の顧問の紺野昌彦容疑者(48)と仲里勝憲容疑者(47)、それに日本法人の元取締役の鄭希容疑者(37)の3人は、贈賄の疑いで逮捕されています。
このうち紺野顧問ら2人が東京地検特捜部の調べに対し、「現金300万円はおととし9月下旬に秋元議員に都内で直接手渡した」などと供述していることが関係者への取材で分かりました。
その翌月のおととし10月には衆議院選挙が行われていて、特捜部は300万円の賄賂が選挙の陣中見舞いの名目で渡された疑いがあると見て詳しい経緯を調べています。
一方、25日夜、東京拘置所で接見した弁護士によりますと、秋元議員は「一切、身に覚えがない」などと容疑を全面的に否認しているということです。
便宜の中身などが焦点に
今回の逮捕容疑は、秋元議員が職務に関して中国企業側から有利な取り計らいを受けたいという趣旨を知りながら、現金などを受け取った収賄の疑いです。
秋元議員は当時、IRを担当する副大臣の立場にあり、一方の中国企業側は日本国内でのIRへの参入を目指していたため、収賄容疑の構成要件となる「職務権限」はあったとみられています。
しかし中国企業側が秋元議員に具体的にどのような便宜を図ってもらおうとしていたのかは明らかになっておらず、その詳しい経緯の解明が今後の捜査の焦点です。
また関係者によりますと、贈賄側は現金を渡したことを認めているということですが、秋元議員は「一切身に覚えがない」などと容疑を全面的に否認しています。
賄賂が渡されていたことを裏付ける客観的な証拠がどこまであるのかも焦点になります。
秋元議員は当時、IRを担当する副大臣の立場にあり、一方の中国企業側は日本国内でのIRへの参入を目指していたため、収賄容疑の構成要件となる「職務権限」はあったとみられています。
しかし中国企業側が秋元議員に具体的にどのような便宜を図ってもらおうとしていたのかは明らかになっておらず、その詳しい経緯の解明が今後の捜査の焦点です。
また関係者によりますと、贈賄側は現金を渡したことを認めているということですが、秋元議員は「一切身に覚えがない」などと容疑を全面的に否認しています。
賄賂が渡されていたことを裏付ける客観的な証拠がどこまであるのかも焦点になります。
ソース:NHK ニュース