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あたま飼育しいく崩壊ほうかい ボランティア 30ひき以上いじょうねこ保護ほご 東京とうきょう 江戸川えどがわ

2019-12-27 13:48:29

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っている動物どうぶつえすぎて適正てきせい飼育しいくできなくなってしまうあたま飼育しいく崩壊ほうかい」。飼い主かいぬしがいなくなったのち動物どうぶつ行き場いきばがなくなり、東京とうきょう 江戸川えどがわではボランティアが費用ひよう負担ふたんして、30ひき以上いじょうねこ保護ほごつづける事態じたいになっています。

ボランティアが費用ひよう負担ふたんして保護ほごしているのは30ひき以上いじょうねこで、東京とうきょう 江戸川えどがわ倉庫そうこ面倒めんどうをみています。

これらねこは50だい女性じょせいアパート部屋へやにいましたが、先月せんげつ家賃やちん滞納たいのう理由りゆう強制きょうせい執行しっこうでアパートをことになったため、行き場いきばがなくなりボランティアが救出きゅうしゅつしました。

部屋へや悪臭あくしゅうはなち、病気びょうき衰弱すいじゃくしたり、んでいたねこもいました。

あたま飼育しいくをめぐっては昨年度さくねんど全国ぜんこく自治体じちたいせられた苦情くじょうすくなくともおよそ2000けんにのぼっていますが、自治体じちたい環境かんきょう改善かいぜんするよう飼い主かいぬし勧告かんこくできても、飼い主かいぬし所有しょゆうけん放棄ほうきしないかぎり、保護ほごすることはむずかしいのが実情じつじょうです。

江戸えどがわ保健所ほけんじょ担当たんとうしゃは「いちねん以上いじょうかけて飼い主かいぬし説得せっとくにのぞんだが、本人ほんにん所有しょゆうけん手放てばなさず、法律ほうりつかべとなって未然みぜん事態じたいふせげなかった」とはなしています。

現在げんざい、ボランティアはインターネットなどねこ譲渡じょうとさきさがしていますが、見通みとおたず、倉庫そうこりる期限きげん今月こんげつまつまでにせまっていて、来月らいげつからは自宅じたく保護ほごすることにしています。

ボランティアの佐藤さとう亜紀子あきこさんは「ボランティアたのでは、体力たいりょくてきにも経済けいざいてきにも限界げんかいある社会しゃかいどう向き合むきあうのか、仕組しくかんがえていかなければ破綻はたんする」とはなしていました。

動物どうぶつ虐待ぎゃくたい問題もんだいくわしい細川ほそかわ敦史あつし弁護士べんごしは「飼い主かいぬし所有しょゆうけん手放てばなさないケースほとんど一方いっぽう行政ぎょうせいには強制きょうせいけんがない。また強制きょうせい執行しっこうおこなわれた場合ばあい差し押さしおさえの対象たいしょうからも“価値かちがない”として、動物どうぶつはずれてしまい行き先ゆきさきがなくなってしまう司法しほう行政ぎょうせいかかわりかたについて法律ほうりつ整備せいびしていく必要ひつようある」とはなしています。
ソース:NHK ニュース