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天皇陛下 新年の感想「災害がない1年に」
2019-12-31 15:00:00

天皇陛下は、新年にあたって文書で感想を表されました。

天皇陛下は、初めに、「昨年5月に即位して以来、国民の幸せを願いながら日々の務めを果たし、今日まで過ごしてきました」と記し、「国内外の多くの方々とお会いし、折々に温かい祝福を頂く機会も多かったこの1年は、私にとっても皇后にとっても誠に感慨深いものでした」と述べられました。
一方で、「昨年も台風や大雨により、多くの尊い命が失われたことに心が痛みます。寒さも厳しい折、住まいを失い、いまだ御苦労の多い生活をされている多くの方々の身を案じております」と記し、「本年は、災害がない1年となることを祈ります」と述べられました。
そして、「新しい年が、日本と世界の人々にとって幸せな年となることを心より願いつつ、務めを果たしていきたいと考えています」と結ばれています。
天皇陛下は、来月、60歳、還暦の誕生日を迎えるにあたって、天皇として初めての記者会見に臨まれる見通しです。
夏には、名誉総裁を務める東京オリンピックとパラリンピック、それぞれの開会式に出席し、開会を宣言されます。
また、「全国植樹祭」など、毎年恒例の行事で、皇后さまとともに島根県など4つの県を訪ねられる予定です。
このほか、春には、中国の習近平国家主席が国賓として来日し、天皇皇后両陛下が、歓迎行事に臨んで国際親善に努められる見通しです。
皇后さまは、体調に支障がなければ、今月16日の「歌会始」に、17年ぶりに出席されます。
一方、秋篠宮さまは、4月19日、皇位継承順位1位の「皇嗣」となったことを内外に広く伝える「立皇嗣の礼」に臨まれます。
また、紀子さまとともに、今月17日の阪神・淡路大震災から25年の追悼式典や、3月11日の東日本大震災の追悼式に出席されます。
皇居では、2日新年の一般参賀が行われます。
一方で、「昨年も台風や大雨により、多くの尊い命が失われたことに心が痛みます。寒さも厳しい折、住まいを失い、いまだ御苦労の多い生活をされている多くの方々の身を案じております」と記し、「本年は、災害がない1年となることを祈ります」と述べられました。
そして、「新しい年が、日本と世界の人々にとって幸せな年となることを心より願いつつ、務めを果たしていきたいと考えています」と結ばれています。
天皇陛下は、来月、60歳、還暦の誕生日を迎えるにあたって、天皇として初めての記者会見に臨まれる見通しです。
夏には、名誉総裁を務める東京オリンピックとパラリンピック、それぞれの開会式に出席し、開会を宣言されます。
また、「全国植樹祭」など、毎年恒例の行事で、皇后さまとともに島根県など4つの県を訪ねられる予定です。
このほか、春には、中国の習近平国家主席が国賓として来日し、天皇皇后両陛下が、歓迎行事に臨んで国際親善に努められる見通しです。
皇后さまは、体調に支障がなければ、今月16日の「歌会始」に、17年ぶりに出席されます。
一方、秋篠宮さまは、4月19日、皇位継承順位1位の「皇嗣」となったことを内外に広く伝える「立皇嗣の礼」に臨まれます。
また、紀子さまとともに、今月17日の阪神・淡路大震災から25年の追悼式典や、3月11日の東日本大震災の追悼式に出席されます。
皇居では、2日新年の一般参賀が行われます。
新年の感想 全文
上皇陛下の御退位を受け、昨年5月に即位して以来、国民の幸せを願いながら日々の務めを果たし、今日まで過ごしてきました。
即位関係の諸行事を無事に終えることができ、安堵するとともに、国内外の多くの方々とお会いし、折々に温かい祝福を頂く機会も多かったこの1年は、私にとっても皇后にとっても誠に感慨深いものでした。
その一方で、昨年も台風や大雨により、多くの尊い命が失われたことに心が痛みます。
寒さも厳しい折、住まいを失い、いまだ御苦労の多い生活をされている多くの方々の身を案じております。
本年は、災害がない1年となることを祈ります。
新しい年が、日本と世界の人々にとって幸せな年となることを心より願いつつ、務めを果たしていきたいと考えています。
即位関係の諸行事を無事に終えることができ、安堵するとともに、国内外の多くの方々とお会いし、折々に温かい祝福を頂く機会も多かったこの1年は、私にとっても皇后にとっても誠に感慨深いものでした。
その一方で、昨年も台風や大雨により、多くの尊い命が失われたことに心が痛みます。
寒さも厳しい折、住まいを失い、いまだ御苦労の多い生活をされている多くの方々の身を案じております。
本年は、災害がない1年となることを祈ります。
新しい年が、日本と世界の人々にとって幸せな年となることを心より願いつつ、務めを果たしていきたいと考えています。
ソース:NHK ニュース