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「ゴーン被告は合法的に入国 自家用機で」レバノン当局認める
2019-12-31 19:44:24

保釈の条件で海外への渡航が禁じられていた日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告について、レバノンの治安当局は「合法的に入っている。法的な措置を取る必要はない」と発表し、レバノンに入国したことを公式に認めました。
みずからの報酬を有価証券報告書に少なく記載した罪などで起訴され、保釈中だった日産自動車のゴーン元会長は先月31日、声明を発表し、日本を出国して今はレバノンにいることを明らかにしました。理由について「不公正な日本の司法から逃れるためだ」と主張しています。
これについてレバノンの治安当局は31日、「合法的にベイルートに入っている。法的な措置を取る必要はない」と発表し、30日に入国したことを公式に認めました。
レバノンの治安当局者によりますと、ゴーン元会長とみられる人物は経由地のトルコからプライベートジェットでベイルートに到着しました。その際、搭乗者名簿にゴーン元会長の名前はありませんでしたが、入国の際には、ゴーン元会長の名前が記載されたフランスのパスポートが提示されたということです。
一方、レバノンの外務省は声明で「ゴーン氏がどのような環境で日本を出国し、レバノンに入国したのかは把握していない」としていて詳しいことは明らかになっていません。
日本とレバノンは容疑者の身柄の引き渡しに関する条約を結んでおらず、今後、日本が身柄の引き渡しなどを求めたとしても、レバノン側の協力が得られるかは不透明な情勢です。
これについてレバノンの治安当局は31日、「合法的にベイルートに入っている。法的な措置を取る必要はない」と発表し、30日に入国したことを公式に認めました。
レバノンの治安当局者によりますと、ゴーン元会長とみられる人物は経由地のトルコからプライベートジェットでベイルートに到着しました。その際、搭乗者名簿にゴーン元会長の名前はありませんでしたが、入国の際には、ゴーン元会長の名前が記載されたフランスのパスポートが提示されたということです。
一方、レバノンの外務省は声明で「ゴーン氏がどのような環境で日本を出国し、レバノンに入国したのかは把握していない」としていて詳しいことは明らかになっていません。
日本とレバノンは容疑者の身柄の引き渡しに関する条約を結んでおらず、今後、日本が身柄の引き渡しなどを求めたとしても、レバノン側の協力が得られるかは不透明な情勢です。
ゴーン被告の住宅 人の出入り確認できず
レバノンの首都ベイルートの高級住宅地にあるゴーン元会長の住宅では、警備員や警察官の姿は見られたものの、人の出入りは確認できず、ひっそりとしていました。
警備員の1人は「ゴーン元会長は中にいるのか」という記者の問いに対し、「何も話せない」としか話しませんでした。また住宅の周辺では、報道関係者の姿も多く見られました。
警備員の1人は「ゴーン元会長は中にいるのか」という記者の問いに対し、「何も話せない」としか話しませんでした。また住宅の周辺では、報道関係者の姿も多く見られました。
レバノンの市民は
レバノンの首都ベイルートでは、ゴーン被告がレバノンに出国したことについて市民から驚きの声とともに、さまざまな意見が聞かれました。
このうち27歳の男性は、「日本は法律に厳格で、彼はパスポートもないはずなのに今回の行動はとても驚きで、どうやったのか興味津々です。日本の司法制度が迅速で問題がなければ、ゴーン元会長が逃げることもなかったと思います。彼の行動は理解できます」と話していました。
また別の男性は、「自分は無実だと感じたからレバノンに戻ってきたのでしょう。ゴーン氏は会社のために尽くした成功者です」と話していました。
一方、58歳の男性は、「日本のような国でこのようなことが起き、とても驚きました。もし彼が罪を犯しているのなら逃れることは決して良くないし、それは、レバノンにいても同じことです。法律には従うべきで、彼の行為は受け入れられるものではない」と話していました。
また27歳の男性は、「日本から逃げてくるなんてとても驚いた。腐敗には反対だし、ゴーン元会長がレバノンに戻り英雄扱いされているのもおかしい」と話していました。
このうち27歳の男性は、「日本は法律に厳格で、彼はパスポートもないはずなのに今回の行動はとても驚きで、どうやったのか興味津々です。日本の司法制度が迅速で問題がなければ、ゴーン元会長が逃げることもなかったと思います。彼の行動は理解できます」と話していました。
また別の男性は、「自分は無実だと感じたからレバノンに戻ってきたのでしょう。ゴーン氏は会社のために尽くした成功者です」と話していました。
一方、58歳の男性は、「日本のような国でこのようなことが起き、とても驚きました。もし彼が罪を犯しているのなら逃れることは決して良くないし、それは、レバノンにいても同じことです。法律には従うべきで、彼の行為は受け入れられるものではない」と話していました。
また27歳の男性は、「日本から逃げてくるなんてとても驚いた。腐敗には反対だし、ゴーン元会長がレバノンに戻り英雄扱いされているのもおかしい」と話していました。
フランス外務省「レバノン到着 報道で知る」
フランスの外務省は31日、声明を出し、ゴーン元会長が中東のレバノンに到着したことについて報道を通じて知ったことを明らかにしました。
そのうえで日本から出国することは事前に知らされていなかったほか、どのような状況で出国したかも情報はないとしています。
そのうえで日本から出国することは事前に知らされていなかったほか、どのような状況で出国したかも情報はないとしています。
ソース:NHK ニュース