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イラン国連大使 トランプ政権に反論 軍事的報復の可能性に言及
2020-01-04 07:00:17

イランの国連大使は、アメリカに殺害された司令官について、テロ組織の掃討作戦に当たってきた人物だとして、アメリカの外交官などを標的にした攻撃を計画していたと主張するトランプ政権に反論しました。また、CNNのインタビューの中で、「司令官の暗殺は開戦に等しい」と述べ、軍事的報復の可能性に言及して警告しました。
アメリカ軍が、イラクの領内でイランの精鋭部隊、革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害したことを受けて、イランのラバンチ国連大使は3日、国連のグテーレス事務総長と安全保障理事会の議長に対して書簡を送りました。
この中でラバンチ大使は、「ソレイマニ司令官が国際法と国連安全保障理事会の決議に沿う形で、周辺国家の要請に基づいて過激派組織IS=イスラミックステートなど最も危険なテロ組織の掃討作戦に従事してきたことは関係国が広く知るところだ」と主張し、ソレイマニ司令官がアメリカの外交官や軍人を標的にした攻撃を計画していたとするトランプ政権の主張に反論しました。
そのうえで、「国連の安全保障理事会はアメリカによる不法な犯罪行為を非難する責任がある」として、書簡を安保理のすべての理事国に回覧するよう求めています。
これに対して安保理内からは具体的な反応や臨時の会合を要請する動きは出ていませんが、イランとしては、国連を通じて主張を展開し、国際社会の支持と理解を得たいものと見られます。
また、ラバンチ国連大使は、アメリカのCNNのインタビューの中で、「軍事行動には軍事行動で対応する。新しい段階に入った。司令官の暗殺は、イランに対する開戦に等しい」と述べて、軍事的報復の可能性に言及して警告しました。
この中でラバンチ大使は、「ソレイマニ司令官が国際法と国連安全保障理事会の決議に沿う形で、周辺国家の要請に基づいて過激派組織IS=イスラミックステートなど最も危険なテロ組織の掃討作戦に従事してきたことは関係国が広く知るところだ」と主張し、ソレイマニ司令官がアメリカの外交官や軍人を標的にした攻撃を計画していたとするトランプ政権の主張に反論しました。
そのうえで、「国連の安全保障理事会はアメリカによる不法な犯罪行為を非難する責任がある」として、書簡を安保理のすべての理事国に回覧するよう求めています。
これに対して安保理内からは具体的な反応や臨時の会合を要請する動きは出ていませんが、イランとしては、国連を通じて主張を展開し、国際社会の支持と理解を得たいものと見られます。
また、ラバンチ国連大使は、アメリカのCNNのインタビューの中で、「軍事行動には軍事行動で対応する。新しい段階に入った。司令官の暗殺は、イランに対する開戦に等しい」と述べて、軍事的報復の可能性に言及して警告しました。
ソース:NHK ニュース