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新型しんがた新幹線しんかんせんえぬななぜろぜろえす7月しちがついちにちから運行うんこう開始かいし JR東海じぇいあ-るとうかい

2020-01-05 06:00:41

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JR東海じぇいあ-るとうかいねんぶりに導入どうにゅうする東海道とうかいどう新幹線しんかんせん新型しんがた車両しゃりょうえぬななぜろぜろえす」は東京とうきょうオリンピック・パラリンピックが開催かいさいされる直前ちょくぜん7月しちがついちにちから運行うんこうされることがまりました。

東海道とうかいどう新幹線しんかんせん前回ぜんかい東京とうきょうオリンピックが開催かいさいされた1964ねん開業かいぎょうし、かい大会たいかいひらかれることし、JR東海じぇいあ-るとうかいねんぶりの新型しんがた車両しゃりょうえぬななぜろぜろえす」を導入どうにゅうすることを公表こうひょうしています。

えぬななぜろぜろえす」の運行うんこう大会たいかい直前ちょくぜん7月しちがついちにちからにまり、JRじぇいあ-るでは、東京とうきょう大会たいかいまえ編成へんせい導入どうにゅうし、2022年度ねんどまでに40編成へんせい新型しんがた車両しゃりょう切り替きりかえる計画けいかくです。

一方いっぽうえぬななぜろぜろえす導入どうにゅうともなって、ことし3月さんがつには、およそ20年間ねんかんにわたって運行うんこうされてきた「ななぜろぜろけい」の車両しゃりょう引退いんたいします。

騒音そうおん空気くうき抵抗ていこうより低減ていげん

新型しんがた車両しゃりょうの「えぬななぜろぜろえす」とこれまでの車両しゃりょう外観がいかん変化へんかくらべてみました。

まず、先頭せんとうこれまでの車両しゃりょうくらべる若干じゃっかん左右さゆうにエッジをてた形状けいじょうになっています。「デュアルスプリームウィングがた」という名称めいしょうで、騒音そうおん空気くうき抵抗ていこうをより低減ていげんさせているといいます。

また、ヘッドライトにははじめて「LEDライト」が採用さいようされました。

そして車体しゃたいよこには金色きんいろえがかれた「えぬななぜろぜろえす」の文字もじと、“最高さいこうの”を意味いみする「Supreme」の頭文字かしらもじからけられた末尾まつびの「えす」をイメージした青色あおいろのラインがはしっています。

セキュリティー対策たいさく強化きょうか

今度こんど車内しゃない特徴とくちょうをまとめました。

まず利用りようしゃにとってうれしいのがコンセント増設ぞうせつです。これまで窓際まどぎわにしかありませんでしたが、すべての座席ざせきひじ掛ひじかけに取り付とりつけられています。

リクライニング機能きのうでは、より快適かいてきすわ心地ごこち追求ついきゅうした結果けっかもたれに連動れんどうしてめんすうセンチしずようになっています。

また、セキュリティー対策たいさく強化きょうかされています。これまで車両しゃりょう両端りょうたんだけだった防犯ぼうはんカメラ天井てんじょう増設ぞうせつし、いちりょうたりろくだい監視かんしするということです。

一方いっぽう東海道とうかいどう新幹線しんかんせんは、ことし5月ごがつ中旬ちゅうじゅんからおおきいスーツケースなどさんへん合計ごうけいいちメートル60センチえる特大とくだい荷物にもつ」は、持ち込もちこむのに予約よやく必要ひつようになります。

地震じしんなど異常いじょう対応たいおう強化きょうか

えぬななぜろぜろえす」は外観がいかん車内しゃないだけでなく、性能せいのうめんでも向上こうじょうしているてんがありました。

まず速度そくどです。営業えいぎょう最高さいこう速度そくど時速じそく285キロこれまでとわりませんが、試験しけん走行そうこうでは時速じそく360キロをえるスピードを記録きろくしています。

さらに、地震じしんなど異常いじょうへの対応たいおう強化きょうかされています。ブレーキシステム改良かいりょうし、地震じしん発生はっせいのブレーキ距離きょりもっとあたらしいえぬななぜろぜろえいよりも短縮たんしゅくされています。

また自然しぜん災害さいがいなど停電ていでんしても自力じりき走行そうこうできるバッテリーを搭載とうさいしていて、停電ていでんでいったんまっても避難ひなんしやすい場所ばしょまで簡単かんたん移動いどうすることができます。

時速じそく360キロ目指めざ次世代じせだい新幹線しんかんせん

新幹線しんかんせんをめぐっては、JR東日本じぇいあ-るひがしにほんでも新型しんがた車両しゃりょう開発かいはつすすめられています。それ東北とうほく新幹線しんかんせん次世代じせだいがた新幹線しんかんせん試験しけんしゃ「ALFAーえっくす」です。JR東日本じぇいあ-るひがしにほんが2030年度ねんどまでの完成かんせい目指めざやく100おくえんをかけて開発かいはつした試験しけん車両しゃりょうです。


去年きょねん5月ごがつから、営業えいぎょう運転うんてんわった夜間やかんいち週間しゅうかんかい程度ていど仙台せんだいえきしん青森あおもりえき試験しけん走行そうこうおこなわれていて、さい来年らいねん3月さんがつまでつづけられる予定よていです。最大さいだい特徴とくちょう先頭せんとう車両しゃりょう形状けいじょうです。

いわゆるはな”の部分ぶぶんは22メートルあり、車両しゃりょうおよそはちわりめています。この形状けいじょうは、高速こうそくトンネルはいったさい騒音そうおん原因げんいんなる圧力あつりょくおさえることを追求ついきゅうした結果けっかだといいます。

さらにスピード大幅おおはば向上こうじょうさせる方針ほうしんです。東北とうほく新幹線しんかんせん営業えいぎょう最高さいこう速度そくどは、新幹線しんかんせんなかもっとはや時速じそく320キロですが、「ALFAーえっくす」では時速じそく360キロまで引き上ひきあげることを目指めざしています。

このほか、「ALFAーえっくす」では高速こうそく走行そうこうしても安全あんぜん運行うんこうできるよう、地震じしんに、よりはや安全あんぜんまる装置そうちなど搭載とうさいされる予定よていのほか、車両しゃりょう電子でんし機器ききこまかい状況じょうきょう地上ちじょうからモニタリングできるようにすることで、車両しゃりょうのメンテナンスをていコストでできるようなシステムにするということです。
ソース:NHK ニュース