Show Furigana
尖閣沖の接続水域 中国当局の船航行が過去最多に
2020-01-08 19:41:30

去年、沖縄県の尖閣諸島周辺の「接続水域」を中国当局の船が航行した日数が282日に上り、統計を取り始めてから最も多くなりました。海上保安庁は、大型巡視船を増やすなど警備体制の強化を進める方針です。
海上保安庁によりますと、去年、尖閣諸島周辺の領海に侵入した中国当局の船は延べ126隻で、おととしに比べて56隻増えました。
さらに、領海のすぐ外側にある「接続水域」の航行も増えていて、中国当局の船が航行した日数は去年1年のうち282日に上り、平成20年に統計を取り始めてから最も多くなったことが分かりました。


さらに、領海のすぐ外側にある「接続水域」の航行も増えていて、中国当局の船が航行した日数は去年1年のうち282日に上り、平成20年に統計を取り始めてから最も多くなったことが分かりました。

一方、石川県の能登半島沖の日本の排他的経済水域にある「大和堆」と呼ばれる漁場の周辺では、ここ数年、北朝鮮のイカ釣り漁船による違法操業が相次いでいて、去年、海上保安庁は1308隻に退去警告を行い、このうち252隻に放水を行ったということです。

海上保安庁は、日本の周辺海域では緊迫した情勢が続いているとして、来年度、大型巡視船をこれまでの67隻から2隻増やすなど警備体制の強化を進める方針です。
海上保安庁は「いかなる状況にも適切に対応できるようにしていきたい」と話しています。
海上保安庁は「いかなる状況にも適切に対応できるようにしていきたい」と話しています。
ソース:NHK ニュース