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英 エリザベス女王 ハリー王子夫妻の意向認める考え
2020-01-13 22:10:07
イギリス王室のハリー王子夫妻が先週、王室の中心的なメンバーとしての役割から退く意向を発表したことを受けてハリー王子と家族による話し合いが行われ、祖母のエリザベス女王は、夫妻の意向を認める考えを示しました。
イギリス王室のハリー王子と妻のメーガン妃は今月8日、エリザベス女王を今後も支えていくとしながらも、王室の中心的なメンバーとしての役割から退き、イギリスと北米で生活する計画を突然、明らかにしました。
これを受けて13日、ハリー王子と祖母のエリザベス女王や父親のチャールズ皇太子、そして兄のウィリアム王子による話し合いが行われました。
話し合いのあと、エリザベス女王は声明を発表し、夫妻には王室の主要メンバーとしての役割を果たしてもらいたかったとしながらも、新たな生活を築きたいという夫妻の希望を全面的に支持する考えを示しました。
そして、公的な資金に頼らずに生活したいという夫妻の意向を受け、まずは移行期間として2人がイギリスとカナダで過ごすことに同意し、今後、最終的な結論に達したいとしました。
地元メディアは、メーガン妃はすでにイギリスを離れ、カナダに渡ったと伝えています。
イギリス国内では、夫妻が王室の中心的なメンバーとしての役割から退いたあとの警備の態勢や費用、それにハリー王子が持つ「サセックス公爵」という称号をどうすべきか、メディアが大きく取り上げていて今後の議論が注目されます。
これを受けて13日、ハリー王子と祖母のエリザベス女王や父親のチャールズ皇太子、そして兄のウィリアム王子による話し合いが行われました。
話し合いのあと、エリザベス女王は声明を発表し、夫妻には王室の主要メンバーとしての役割を果たしてもらいたかったとしながらも、新たな生活を築きたいという夫妻の希望を全面的に支持する考えを示しました。
そして、公的な資金に頼らずに生活したいという夫妻の意向を受け、まずは移行期間として2人がイギリスとカナダで過ごすことに同意し、今後、最終的な結論に達したいとしました。
地元メディアは、メーガン妃はすでにイギリスを離れ、カナダに渡ったと伝えています。
イギリス国内では、夫妻が王室の中心的なメンバーとしての役割から退いたあとの警備の態勢や費用、それにハリー王子が持つ「サセックス公爵」という称号をどうすべきか、メディアが大きく取り上げていて今後の議論が注目されます。
エリザベス女王 異例の声明
エリザベス女王が13日、ハリー王子などとの話し合いのあとに発表した声明は、女王の個人的な思いがにじみ出たものだと、イギリスメディアは伝えています。
声明の冒頭、エリザベス女王は「きょう、私たち家族は、孫とその家族の将来について、建設的な話し合いをしました。私たち家族は、若い家族として新たな生活を作り上げていきたいというハリー王子とメーガン妃の希望を全面的に支援しています」として、ハリー王子夫妻の希望を尊重する姿勢を示しています。
そして、「私たちは、2人には王室のメンバーとしてこれまでどおりフルタイムで公務に携わってほしいと望んでいましたが、2人は私たちの大切な家族であり、もっと独立した生活を送りたいという希望は理解し、尊重します。ハリーとメーガンは新しい生活を、公的資金に頼って送りたくないとはっきり言っています。このため、移行期間を設け、夫妻がカナダとイギリスで過ごすことに同意しました」と説明したうえで、「私の家族にとって、解決すべき複雑な問題が残されていますが、今後、数日の間に最終的な結論を出すよう求めました」としています。
エリザベス女王がこのように声明で、ハリー王子のことを「サセックス公爵」という称号ではなく、「私の孫」や「ハリー」といった名前で呼ぶのは極めて異例のことです。
声明の冒頭、エリザベス女王は「きょう、私たち家族は、孫とその家族の将来について、建設的な話し合いをしました。私たち家族は、若い家族として新たな生活を作り上げていきたいというハリー王子とメーガン妃の希望を全面的に支援しています」として、ハリー王子夫妻の希望を尊重する姿勢を示しています。
そして、「私たちは、2人には王室のメンバーとしてこれまでどおりフルタイムで公務に携わってほしいと望んでいましたが、2人は私たちの大切な家族であり、もっと独立した生活を送りたいという希望は理解し、尊重します。ハリーとメーガンは新しい生活を、公的資金に頼って送りたくないとはっきり言っています。このため、移行期間を設け、夫妻がカナダとイギリスで過ごすことに同意しました」と説明したうえで、「私の家族にとって、解決すべき複雑な問題が残されていますが、今後、数日の間に最終的な結論を出すよう求めました」としています。
エリザベス女王がこのように声明で、ハリー王子のことを「サセックス公爵」という称号ではなく、「私の孫」や「ハリー」といった名前で呼ぶのは極めて異例のことです。
ソース:NHK ニュース