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フィリピン首都しゅと近郊きんこう噴火ふんか さんまんにん以上いじょう避難ひなん 火山灰かざんばい健康けんこう被害ひがい

2020-01-14 09:29:56

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フィリピンの首都しゅと、マニラ近郊きんこうきた火山かざん噴火ふんかこれまでにさんまんにん以上いじょう住民じゅうみん避難ひなん余儀よぎなくされています。火山灰かざんばい影響えいきょうによる健康けんこう被害ひがいうったえるひともいて、政府せいふなど医療いりょうチーム対応たいおうにあたっています。

フィリピンの首都しゅとマニラのみなみおよそ60キロあるルソンとうのタール火山かざん火口かこう付近ふきんで12にち水蒸気すいじょうき爆発ばくはつとみられるだい規模きぼ噴火ふんかきました。

当局とうきょく観測かんそくでは噴煙ふんえん最大さいだいいちまん5000メートルたかさにたっし、周辺しゅうへん地域ちいき大量たいりょう火山灰かざんばいったため、火山かざんあるバタンガスしゅうやカビテしゅう避難ひなんしょにはおおくの住民じゅうみんめかけています。

フィリピン当局とうきょくによりますと、避難ひなんしゃかずはこれまでにさんまんにん以上いじょうにのぼり、避難ひなんしょもおよそ120か所かしょ開設かいせつされています。

このうち火口かこうから20キロあまはなれたバタンガスしゅう避難ひなんしょには700にんえる住民じゅうみん避難ひなんしています。

火山灰かざんばい避難ひなんしょ周辺しゅうへんにも降り積ふりつもっていて、避難ひなんしたひとたちは屋内おくないでもマスク着用ちゃくようしたうえで、ゆかにシートをいてよこたわるなどしていました。

なかには火山灰かざんばい影響えいきょう呼吸こきゅう健康けんこう被害ひがいうったえるひともいて、政府せいふ地元じもと当局とうきょく医療いりょうチーム診察しんさつなど対応たいおうにあたっていました。

火山かざんのふもとの地域ちいきから避難ひなんしてきたという男性だんせいは「自宅じたくはいにうずもれたかもしれない。いつかえれるのかわからず不安ふあんだ」とはなしていました。

フィリピンの火山かざん地震じしん研究所けんきゅうじょは、すうにち以内いないにさらにおおきな噴火ふんかきるそれあるとして、噴火ふんか警戒けいかいレベルうえから番目ばんめのレベルよん維持いじし、警戒けいかいつづけています。

14にち日本にっぽん便びんふく欠航けっこう相次あいつ

タール火山かざん噴火ふんか影響えいきょうで、マニラ国際こくさい空港くうこうでは14にち日本にっぽん便びんふくめて欠航けっこう相次あいついでいます。

空港くうこうによりますと、日本にっぽん時間じかんの14にち午後ごごろく現在げんざい国内こくない便びん国際こくさい便びんわせて76便びん欠航けっこうしたり、欠航けっこうまったりしていて、このうち日本にっぽん便びんはマニラから成田なりた名古屋なごやかうわせて便びんとなっています。

フィリピンの航空こうくう当局とうきょく火山灰かざんばい旅客機りょかくきエンジンなど影響えいきょうあたえるそれあるなどとして、火山かざん周辺しゅうへんけて飛行ひこうするようすべての航空こうくう会社かいしゃびかけるとともに、今後こんご空港くうこうでの発着はっちゃく見合みあわせる可能かのうせいもあるとしています。
ソース:NHK ニュース