世界せかいの平均へいきん気温きおん 観測かんそく史上しじょう２に番目ばんめの高たかさに 世界せかい気象きしょう機関きかん

ＷＭＯ＝世界せかい気象きしょう機関きかんは、去年きょねん１いち年間ねんかんの世界せかいの平均へいきん気温きおんが観測かんそく史上しじょう、２に番目ばんめに高たかかったと発表はっぴょうし、温室おんしつ効果こうかガスの量りょうも過去かこ最悪さいあくの多おおさになる中なか、今後こんごも平均へいきん気温きおんはさらに上あがり続つづけるという見通みとおしを示しめしました。

ＷＭＯは15日にち、去年きょねん１いち年間ねんかんの世界せかいの平均へいきん気温きおんが観測かんそくが始はじまった1850年ねん以降いこう、2016年ねんに次ついで２に番目ばんめに高たかくなり、産業さんぎょう革命かくめい前まえと比くらべて1.1度ど上あがったと発表はっぴょうしました。

さらに、二に酸化さんか炭素たんそなどの温室おんしつ効果こうかガスの量りょうが過去かこ最悪さいあくの多おおさとなる中なか、今いまのままでは、世界せかいの平均へいきん気温きおんが今世紀こんせいき末まつまでに３さん度どから５ご度ど上昇じょうしょうするとしています。

去年きょねんは、６月ろくがつと７月しちがつにヨーロッパを熱ねつ波はが襲おそい、フランスで46度ど、ドイツで42.6度どなど各地かくちで最高さいこう気温きおんを更新こうしんしたほか、オーストラリアでは、去年きょねんから南東なんとう部ぶを中心ちゅうしんに各地かくちで森林しんりん火災かさいが相次あいつぎ、気候きこう変動へんどうが火災かさいの危険きけん性せいを増大ぞうだいさせる要因よういんの１ひとつになっていると指摘してきされています。

ＷＭＯのターラス事務じむ局長きょくちょうは「今後こんご、何なん十じゅう年ねんにわたってわれわれはさらに厳きびしい気候きこうに直面ちょくめんするだろう」と述のべ、対策たいさくを強化きょうかしなければ、より深刻しんこくな気候きこう変動へんどうの影響えいきょうを受うけることになると警鐘けいしょうを鳴ならしました。

ソース：NHK ニュース