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戦後せんごはつ国産こくさん旅客機りょかくき「YS11」 量産りょうさんいち号機ごうき解体かいたいほぼ終了しゅうりょう

2020-01-16 07:44:27

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茨城いばらき県内けんない民間みんかん施設しせつ展示てんじするために解体かいたい作業さぎょうすすめられている、戦後せんごはつ国産こくさん旅客機りょかくき「YS11がた」の量産りょうさんいち号機ごうきは、主翼しゅよく取り外とりはずしがおこなわれ、機体きたい解体かいたいがおおむね終了しゅうりょうしました。

「YS11がた」は、昭和しょうわ40ねんから平成へいせい18ねんまで、41ねんにわたって日本にっぽん定期ていき路線ろせん運航うんこうしていた戦後せんごはつ国産こくさん旅客機りょかくきです。

このうち量産りょうさんいち号機ごうきは、平成へいせい10ねん引退いんたい国立こくりつ科学かがく博物館はくぶつかん引き取ひきとって羽田はた空港くうこう格納庫かくのうこ保管ほかんしてきましたが、現状げんじょうでの管理かんりむずかしくなったことから茨城いばらきけん西市さいちある民間みんかん施設しせつ「ザ・ヒロサワ・シティ」にうつされることになり、去年きょねん9月くがつから機体きたい解体かいたいする作業さぎょうおこなわれています。

このなかもっとおおがかりな作業さぎょうなる左右さゆう主翼しゅよく取り外とりはずしが、15にちからにちかけておこなわれ、胴体どうたいとの結合けつごう部分ぶぶんあるボルトはずしたあと、クレーン慎重しんちょう台座だいざまでろしました。

これ解体かいたい作業さぎょうはおおむね終了しゅうりょうして機体きたい胴体どうたいだけの姿すがたになり、博物館はくぶつかんは、ことし3月さんがつ胴体どうたい主翼しゅよく陸路りくろ搬送はんそうしたうえでふたた組み立くみたてて、ことしのあき展示てんじ公開こうかい目指めざとしています。

国立こくりつ科学かがく博物館はくぶつかん産業さんぎょう技術ぎじゅつ資料しりょう情報じょうほうセンター鈴木すずき一義かずよしセンターちょうは「このような貴重きちょう近代きんだい遺産いさんのこしていくことが、どれだけ大変たいへんなことなのか、この作業さぎょうを通をとおしておおくのひとってもらえれば」とはなしていました。
ソース:NHK ニュース