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世田谷一家殺害事件 現場の住宅を遺族が初めて公開
2020-01-18 02:57:21

20年前、東京 世田谷区で一家4人が殺害された事件現場の住宅内を遺族が一部のメディアに初めて公開しました。家族が使っていた品々の一部はそのまま残されていて、遺族は「4人がここで一生懸命生きていたことを知ってほしい」と訴えています。

平成12年の大みそか、東京 世田谷区の住宅で会社員の宮沢みきおさん(当時44)、妻の泰子さん(当時41)、長女で小学2年生だったにいなちゃん(当時8)、長男の礼くん(当時6)の一家4人が殺害されているのが見つかりました。
事件は未解決のまま、ことしで20年となりますが、18日、泰子さんの姉の入江杏さん(62)が、4人が生きた証しを知ってほしいと住宅内を一部のメディアに初めて公開しました。
住宅には、遺品を保管している段ボールが積まれていますが、家族が食事をともにしたダイニングテーブルはそのまま残されていて、子どもたちの学習に使った教材が置かれていました。
事件は未解決のまま、ことしで20年となりますが、18日、泰子さんの姉の入江杏さん(62)が、4人が生きた証しを知ってほしいと住宅内を一部のメディアに初めて公開しました。
住宅には、遺品を保管している段ボールが積まれていますが、家族が食事をともにしたダイニングテーブルはそのまま残されていて、子どもたちの学習に使った教材が置かれていました。

2階の壁には、子どもたちの成長の証しとして、にいなちゃんと礼くんの身長を書いたたけくらべの跡が残されていました。

一方、礼くんが殺害されているのが見つかった2階の寝室のベッドや、犯人が脱ぎ捨てた帽子などが置かれていたソファーなど、凄惨(せいさん)な事件の痕跡も残されていました。
現場の住宅をめぐっては、警視庁が住宅内の状況を証拠として保全する作業は終わり、建物の老朽化も進んでいるとして遺族に取り壊しを打診しています。
入江さんは「4人がここで一生懸命生きていたことを知ってほしい。取り壊しについては4人のみたまにどう応えたらいいか考えあぐねて現場の公開に至った。一刻も早く事件を解決してほしい」と訴えていました。
現場の住宅をめぐっては、警視庁が住宅内の状況を証拠として保全する作業は終わり、建物の老朽化も進んでいるとして遺族に取り壊しを打診しています。
入江さんは「4人がここで一生懸命生きていたことを知ってほしい。取り壊しについては4人のみたまにどう応えたらいいか考えあぐねて現場の公開に至った。一刻も早く事件を解決してほしい」と訴えていました。
ソース:NHK ニュース