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えいあい スマホにゆびたるおと文字もじ推測すいそく可能かのう対策たいさく必要ひつよう

2020-01-28 20:45:17

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スマートフォンで文字もじ入力にゅうりょくするさいに、画面がめんゆびたるごくわずかなおとをAIで解析かいせきすると入力にゅうりょくされた文字もじたか精度せいど推測すいそくできることが静岡しずおか大学だいがくグループ研究けんきゅうかりました。グループではあらなセキュリティー対策たいさく必要ひつようなる可能かのうせいがあるとしています。
これ静岡しずおか大学だいがく西垣にしがき正勝まさかつ教授きょうじゅらのグループが28にち高知こうちひらかれた学会がっかい発表はっぴょうしました。

グループでは、スマートフォンに文字もじ入力にゅうりょくするさいゆびつめ画面がめんたってわずかにおとことに注目ちゅうもくし、実際じっさいのスマートフォンで「ぜろ」から「きゅう」までの数字すうじそれぞれ100かいずつ入力にゅうりょくして、そのさいおとをAIに学習がくしゅうさせました。

そして実際じっさい画面がめんをタップしてそのおとから、どの数字すうじ入力にゅうりょくしたのかえいあい解析かいせきさせたところ、95%以上いじょう精度せいどただしい数字すうじ推測すいそくすることができたということです。

グループによりますと、スマートフォンの画面がめん内部ないぶ部品ぶひん取り付とりつかたなど場所ばしょにより音質おんしつ反響はんきょうにわずかなちががあり、AIはそのちがいからタップした位置いち推測すいそくしているとみられるということです。

グループでは、こうした技術ぎじゅつがさらにすすと、入力にゅうりょくさいおとからスマートフォンの暗証あんしょう番号ばんごうなど読み取よみとられるそれある指摘してきしています。

西垣にしがき教授きょうじゅは「画面がめんをたたくおとだけでここまでたか精度せいど推測すいそくできるとはおもっておらず、結果けっかにはおどろいた。どの程度ていどリスクになるのか、しっかり評価ひょうかして、有効ゆうこうなセキュリティー対策たいさく検討けんとうしていく必要ひつようある」とはなしています。
ソース:NHK ニュース