Show Furigana
新型肺炎 WHO 専門家による緊急委員会 30日に再開催へ
2020-01-29 16:05:38

新型のコロナウイルスの感染拡大を受けて、WHO=世界保健機関は2回目となる緊急の委員会を30日に開催すると発表しました。「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたるかどうか、改めて対応を協議します。
新型のコロナウイルスの感染の拡大で、中国での患者数は5974人、死亡した人は133人に上り、さらにタイや香港、日本など18の国と地域で91人の感染者が確認されています。
これを受けてWHOは29日、2回目となる専門家の緊急の委員会をスイス・ジュネーブの本部で30日に開催すると発表しました。
前回の委員会は今月22日から2日間、開かれましたが、この時点では中国でのヒトからヒトへの感染が主に家族などのいわゆる濃厚接触者にとどまっていたことや、中国以外でヒトからヒトへの感染が確認されていなかったことから、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にはあたらないと結論づけていました。
その後の感染拡大を受けて、テドロス事務局長は28日に北京で習近平国家主席などと会談し最新の情報を確認していて、今回の委員会ではこうした状況の変化を踏まえて「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたるかどうか改めて対応を協議します。
これを受けてWHOは29日、2回目となる専門家の緊急の委員会をスイス・ジュネーブの本部で30日に開催すると発表しました。
前回の委員会は今月22日から2日間、開かれましたが、この時点では中国でのヒトからヒトへの感染が主に家族などのいわゆる濃厚接触者にとどまっていたことや、中国以外でヒトからヒトへの感染が確認されていなかったことから、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にはあたらないと結論づけていました。
その後の感染拡大を受けて、テドロス事務局長は28日に北京で習近平国家主席などと会談し最新の情報を確認していて、今回の委員会ではこうした状況の変化を踏まえて「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたるかどうか改めて対応を協議します。
武漢隣接の黄岡“事態が深刻”
新型コロナウイルスの感染が最も深刻な地域の湖北省の王暁東省長は29日夜、記者会見を開き「医療物資の確保が十分に行えていない。武漢だけではなく、周辺の都市も不足していて、省内のすべての地域で著しく医療物資が不足している」と述べ、厳しい現状を明らかにしました。
また、武漢以外の周辺の都市も感染が広がり、特に隣接する黄岡については事態が深刻だとしたうえで、「感染者と感染が疑われる人の数が合わせて1000人を超えており、われわれは黄岡を第2の武漢には絶対にしてはならない」と述べ、対策に力を入れる考えを示しました。
また、武漢以外の周辺の都市も感染が広がり、特に隣接する黄岡については事態が深刻だとしたうえで、「感染者と感染が疑われる人の数が合わせて1000人を超えており、われわれは黄岡を第2の武漢には絶対にしてはならない」と述べ、対策に力を入れる考えを示しました。
ソース:NHK ニュース