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中国 湖北省「患者が臨時診療所に滞留」中国メディア
2020-01-30 22:17:53

新型のコロナウイルスの感染拡大が最も深刻な中国の湖北省では、連日、3万人以上が発熱を訴えて病院に詰めかけ、急増する患者に医療体制が追いつかない状況が続いており、医療体制の拡充が喫緊の課題となっています。
新型コロナウイルスの感染が拡大する中国では、患者の数は7711人、死亡した人は170人に上っています。
このうち患者数が4000人を超えて最も深刻な湖北省では、連日、3万人以上が発熱を訴えて各地の病院や診療所に詰めかけており、患者の急増に、医療施設や医療関係者の数が追いつかなくなっています。
中国のメディア「財新」は「指定された大型病院は患者を受け入れられず、感染が疑われる患者が住宅地ごとに臨時に設けられた診療所に滞留していて、入院を待っている間に重症化している」と指摘しています。
そのうえで「症状の重い患者は今後毎日数百人のペースで増え続け、重症患者への治療が行き届かなくなるおそれがある」と警告しています。
実際、中国のSNS上では、母親が肺炎で亡くなったうえに、父親も隔離され、みずからも熱があるものの病院で治療を受けられず、助けを求める武漢の女性の書き込みなど窮状を訴える投稿が相次いでいます。
中国政府はこれまでに全土から6000人の医療関係者を湖北省に派遣し、病院のベッド数も大幅に増やすとしていますが、湖北省では、患者の数だけでなく、症状の重い患者の数も増え続けており、医療体制の拡充が喫緊の課題になっています。
このうち患者数が4000人を超えて最も深刻な湖北省では、連日、3万人以上が発熱を訴えて各地の病院や診療所に詰めかけており、患者の急増に、医療施設や医療関係者の数が追いつかなくなっています。
中国のメディア「財新」は「指定された大型病院は患者を受け入れられず、感染が疑われる患者が住宅地ごとに臨時に設けられた診療所に滞留していて、入院を待っている間に重症化している」と指摘しています。
そのうえで「症状の重い患者は今後毎日数百人のペースで増え続け、重症患者への治療が行き届かなくなるおそれがある」と警告しています。
実際、中国のSNS上では、母親が肺炎で亡くなったうえに、父親も隔離され、みずからも熱があるものの病院で治療を受けられず、助けを求める武漢の女性の書き込みなど窮状を訴える投稿が相次いでいます。
中国政府はこれまでに全土から6000人の医療関係者を湖北省に派遣し、病院のベッド数も大幅に増やすとしていますが、湖北省では、患者の数だけでなく、症状の重い患者の数も増え続けており、医療体制の拡充が喫緊の課題になっています。
ソース:NHK ニュース