Show Furigana
石川 能登地方で震度5弱 一夜明け 住民などから不安の声
2024-11-27 03:04:22

26日夜、石川県輪島市などで震度5弱の揺れを観測した地震から一夜が明け、能登半島地震の被災者などからは不安の声が聞かれました。
26日夜の地震では、石川県の輪島市と志賀町で震度5弱の揺れを観測し、県によりますと、震度4の揺れを観測した津幡町で70代の女性1人がけがをしたということです。
ことし1月の能登半島地震で大きな被害を受けた輪島市では、地震から一夜明けて、住民などから不安の声が聞かれました。
50代の男性は「地震が発生した時は寝ていましたが、緊急地震速報で起きました。元日の地震を思い出して怖かったです」と話していました。
復旧工事のため神奈川県から来ている建設会社の70代の男性は「地震が発生した時は能登空港の近くにある宿舎にいました。今後も地震が発生する可能性があると思うので注意したいです」と話していました。
災害ボランティアの活動や防災訓練が中止に
地震を受けて、県内では災害ボランティアの活動や防災訓練が中止になるなどの影響が出ています。
石川県によりますと、ことし9月の豪雨災害を受け復旧作業が進められている輪島市と珠洲市では、27日に予定されていた災害ボランティアの活動が中止になったということです。
28日以降の活動については現地の状況を確認して判断するとしています。
また、震度3の揺れを観測した白山市にあるショッピングモールで27日に予定されていた消防の防災訓練も中止となりました。
【被害まとめ 27日8:00時点】
石川県が午前8時の時点でまとめたところ、震度4の揺れを観測した津幡町で70代の女性が転倒して顔をぶつけ、けがをしたということです。
また、市や町を通じて確認したところ、これまでのところこの地震のよる建物などの被害は確認されていないということです。
このほか、県内の道路や河川などについても現地で確認を行っていますが、この地震による被害の報告は入っていないということです。
ソース:NHK ニュース