レバノンでの停戦ていせん受うけ ガザ地区ちくで停戦ていせんの動うごき進展しんてんするか

イスラエルと隣国りんごくレバノンのイスラム教いすらむきょうシーア派は組織そしきヒズボラの戦闘せんとうをめぐり、27日にちに停戦ていせん合意ごういが発効はっこうし、これまでのところ、大おおきな衝突しょうとつは確認かくにんされていません。レバノンでの停戦ていせんを受うけて、パレスチナのガザ地区ちくの停戦ていせんに向むけた動うごきが進展しんてんするかどうかが注目ちゅうもくされています。

イスラエル軍ぐんとヒズボラの戦闘せんとうをめぐっては、イスラエル・レバノン両りょう政府せいふがアメリカの停戦ていせん案あんを受け入うけいれ、27日にち朝あさ、停戦ていせん合意ごういが発効はっこうし、これまでのところ、大おおきな衝突しょうとつは確認かくにんされていません。

こうした中なか、ガザ地区ちくでの停戦ていせんに向むけて、アメリカのサリバン大統領だいとうりょう補佐ほさ官かんはバイデン大統領だいとうりょうが27日にちからアメリカの特使とくしをトルコやカタール、エジプトなどと接触せっしょくさせると説明せつめいし、バイデン政権せいけんとして、任期にんきが残のこり2か月かげつを切きる中なかでも、働はたらきかけを強つよめる考かんがえを示しめしました。

一方いっぽう、イスラム組織そしきハマスは27日にち、声明せいめいを発表はっぴょうし「戦闘せんとうを停止ていしするためのあらゆる取り組とりくみに協力きょうりょくすることを表明ひょうめいする」としつつも、イスラエル軍ぐんの完全かんぜんな撤退てったいやイスラエルで収監しゅうかんされているパレスチナ人じんの釈放しゃくほうなどといった従来じゅうらいの条件じょうけんを強調きょうちょうしています。

ガザ地区ちくでは、27日にちもイスラエル軍ぐんの攻撃こうげきが続つづき、パレスチナのメディアはガザ市しの学校がっこうが空爆くうばくされ、子こどもや女性じょせいを含ふくむ12人にんが死亡しぼうしたと伝つたえていて、停戦ていせんに向むけた動うごきが進展しんてんするかどうかが注目ちゅうもくされています。

米べい大統領だいとうりょう補佐ほさ官かん バイデン大統領だいとうりょうの任期にんき中ちゅうに働はたらきかけ強つよめる考かんがえ

アメリカ、ホワイトハウスで安全あんぜん保障ほしょう政策せいさくを担当たんとうするサリバン大統領だいとうりょう補佐ほさ官かんは27日にち、MSNBCテレビのインタビューで「ガザ地区ちくでの停戦ていせんと人質ひとじち解放かいほうの実現じつげんに目めを向むける。どれだけの時間じかんがかかるかわからないが、政権せいけんを担になう最後さいごの日ひまで、全力ぜんりょくを尽つくす。バイデン大統領だいとうりょうは、きょうから特使とくしを、トルコ、カタール、エジプトなどと接触せっしょくさせ、その仕事しごとを始はじめるつもりだ」と述のべ、バイデン政権せいけんとして、任期にんきが残のこり2か月かげつを切きる中なかでも、ガザ地区ちくでの停戦ていせんの実現じつげんに向むけ、働はたらきかけを強つよめる考かんがえを示しめしました。

バイデン大統領だいとうりょうは26日にちの演説えんぜつで「今後こんご、ガザ地区ちくでの停戦ていせんの実現じつげんに向むけてトルコ、エジプト、カタールなど関係かんけい国こくとともにさらに力ちからを入いれていく」と述のべて、ガザ地区ちくでの停戦ていせんの実現じつげんにも意欲いよくを示しめしていました。

ソース：NHK ニュース