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砲弾不足のウクライナへチェコ首相“30万発分の購入資金確保”
2024-03-09 21:49:36

ウクライナの東部や南部ではロシアによる住宅地などへの攻撃で市民の犠牲が相次いでいます。前線ではウクライナ側の砲弾不足が伝えられるなか、チェコのフィアラ首相は、30万発の砲弾を購入する資金の確保にめどがついたとして供与を急ぐ考えを示しました。
ウクライナでは、9日もロシアによる住宅地などへの攻撃が繰り返され、このうち東部のドニプロペトロウシク州では住宅や送電線などが砲撃され、地元の知事によりますと16歳の少年が死亡したほか、男性1人がけがをして入院しているということです。
また、南部ヘルソン州や東部ドネツク州でも集合住宅が破壊され、あわせて3人が死亡するなど、市民の犠牲が相次いでいます。
一方、前線ではウクライナ側の深刻な砲弾不足が伝えられるなか、チェコのフィアラ首相は8日、ウクライナに供与する30万発の砲弾を購入する資金の確保にめどがついたとSNSで明らかにしました。
チェコは、有志国と共同でヨーロッパ以外の国が保有する砲弾を購入して、ウクライナへ送る取り組みを進めようとしています。
フィアラ首相は「目標はもっと多くの砲弾を届けることだ。ロシアの侵略者に対するウクライナの勇敢な戦いを支援し続けるようにパートナーを探している」として、さらに多くの国に協力を求め、ウクライナへの供与を急ぐ考えを示しました。
ソース:NHK ニュース