ドジャースOP戦 大谷はノーヒット 山本は7奪三振も4失点と課題
2024-03-13 23:17:41

大谷翔平 指名打者で先発も3打席ノーヒット
ドジャースはアリゾナ州グレンデールで行っているキャンプの最終日となった13日、マリナーズとのオープン戦に臨み、大谷選手は2番・指名打者で出場し、山本投手はオープン戦3回目となる先発マウンドに上がりました。
大谷選手は1回の第1打席、1アウトランナーなしの場面でフルカウントから6球目の高めの速球を捉えましたが、フェンス手前でライトがつかみスタンドにはわずかに届きませんでした。
第2打席と第3打席はいずれもストレートを見逃して2打席連続の三振でした。
大谷選手は3打数ノーヒットで4試合ぶりのノーヒットに終わり、オープン戦の打率は5割ちょうどとなりました。
山本由伸 7奪三振も4失点 開幕前に課題残る
一方、先発登板した山本投手は1回、先頭バッターをこの日最速の154キロのストレートで空振りの三振とすると、2人目をカーブ、3人目をスプリットと変化球で三振を奪って3者連続三振とし、上々の立ち上がりを見せました。
2回と3回もテンポのいいピッチングで無失点としましたが、オープン戦で初めて上がった4回のマウンドは3連打でノーアウト満塁のピンチを背負うと、続くバッターに初球をレフト前に運ばれる2点タイムリーヒットを許しました。
5回も先頭から連打を許したあと、課題にあげていたセットポシジョンでのコントロールが乱れてワイルドピッチで二塁三塁とピンチを広げました。
その後、マリナーズの4番・ガーバー選手にレフト線を破る2点タイムリーツーベースを打たれ、山本投手は2アウト三塁となったところでマウンドを降りました。
この試合、山本投手は4回3分の2イニングで7つの四球を投げ、7つの三振を奪いましたがヒット8本を打たれて4失点の内容で、大リーグ初登板が予定されている今月21日のパドレスとの開幕第2戦に向けて課題が残る結果となりました。
ドジャースの選手たちは14日に韓国・ソウルに向けて出発する予定です。
山本由伸「少しコースが甘かった」
山本投手は失点を喫した4回と5回のピッチングについて「少しコースが甘かったり、高さが低く投げきれていなかったりして、少しずつ真ん中に入ったボールがヒットになってしまった」と振り返りました。
オープン戦では、3試合に登板して防御率は8.38と課題を残したまま21日の大リーグ初登板を迎えることになりましたが、山本投手は「球数もしっかり投げられたし、試合での感覚もだいぶ出てきた。オープン戦の成績はそこまでよくなかったが、まあオープン戦なので落ち着いてやっていけたら」と前を向きました。
そして、大リーグでは初めてとなるキャンプを振り返って「濃い練習ができたので、そこはすごくよかったし、このキャンプの1か月がシーズンにいい方向になるように、引き続き頑張りたい。来週の試合ではもっとボールを操って、コントロールしていけたらいいピッチングができると思う」と話していました。