福島ふくしま県けんで震度しんど5弱じゃく 気象庁きしょうちょう “1週間しゅうかんほど同どう程度ていどの地震じしんに注意ちゅういを”

15日にち未明みめい、福島ふくしま県けん沖おきを震源しんげんとする地震じしんがあり福島ふくしま県けんで震度しんど5弱じゃくの揺ゆれを観測かんそくしました。気象庁きしょうちょうは、揺ゆれの強つよかった地域ちいきでは今後こんご1週間しゅうかんほどは最大さいだい震度しんど5弱じゃく程度ていどの地震じしんに注意ちゅういするよう呼よびかけています。

地震じしんがあったのは、15日にち午前ごぜん0時じ14分ふんごろで震度しんど5弱じゃくの揺ゆれを福島ふくしま県けんの川俣かわまた町まちと楢葉ならは町まちで観測かんそくしました。

また、震度しんど4の揺ゆれを福島ふくしま県けんの福島ふくしま市しや、郡山こおりやま市し、いわき市し、白河しらかわ市し、宮城みやぎ県けんの仙台せんだい市し青葉あおば区く、白石しらいし市し、角田つのだ市し、岩沼いわぬま市し、茨城いばらき県けん北きた茨城いばらき市し、栃木とちぎ県けん大田原おおたわら市しなどで観測かんそくしました。

このほか震度しんど3から1の揺ゆれを東北とうほくや関東かんとう甲信越こうしんえつ、東海とうかいの広ひろい範囲はんいで観測かんそくしました。

この地震じしんでは、長ながくゆっくりとした揺ゆれ「長ちょう周期しゅうき地震動じしんどう」も観測かんそくされ、4つの階級かいきゅうのうち最もっとも小ちいさい「階級かいきゅう1」が福島ふくしま県けん浪江なみえ町まちでした。

この地震じしんで津波つなみはありませんでした。

気象庁きしょうちょうの観測かんそくによりますと、震源しんげん地ちは福島ふくしま県けん沖おき、震源しんげんの深ふかさは50キロで、海うみ側がわのプレートと陸りく側がわのプレートの境界きょうかいとみられ、地震じしんの規模きぼを示しめすマグニチュードは5.8と推定すいていされています。

福島ふくしま県けんで震度しんど5弱じゃくの揺ゆれを観測かんそくしたのは、2022年ねん10月つき21日にちの福島ふくしま県けん沖おきを震源しんげんとするマグニチュード5.0の地震じしん以来いらいです。

気象庁きしょうちょうは、揺ゆれの強つよかった地域ちいきでは落石らくせきや崖がけ崩くずれなどが起おこりやすくなっている可能かのう性せいがあるとしたうえで、今後こんご1週間しゅうかんほどは最大さいだい震度しんど5弱じゃく程度ていどの地震じしんに注意ちゅういするよう呼よびかけています。

今回こんかいの地震じしんについて、政府せいふの地震じしん調査ちょうさ委員いいん会かいの委員いいん長ちょうで東京とうきょう大学だいがくの平田ひらた直ただし名誉めいよ教授きょうじゅは、13年ねん前まえの東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいをもたらした東北とうほく沖おきの巨大きょだい地震じしんの余震よしんとみられるとしたうえで、「余震よしん域いきでは地震じしん活動かつどうが活発かっぱつな状況じょうきょうが続つづいているので、今後こんごも強つよい揺ゆれに注意ちゅういをしてほしい」と話はなしています。

ソース：NHK ニュース