米べい、TikTok禁止法案可決きんしほうあんかけつ　中国反発ちゅうごくはんぱつ「強盗ごうとうの理論りろんだ」

　アメリカ議会下院ぎかいかいんで中国系ちゅうごくけいの動画投稿どうがとうこうアプリ「TikTok」の利用りようを禁きんじる法案ほうあんが可決かけつされたことを受うけ、中国外務省ちゅうごくがいむしょうの報道官ほうどうかんは「強盗ごうとうの理論りろんだ」などと激はげしく批判ひはんしました。

　アメリカ議会下院ぎかいかいんは13日にち、TikTokについて利用者りようしゃのデータが中国政府ちゅうごくせいふに流ながれる恐おそれがあるとして、国内こくないでの利用りようを禁きんじる法案ほうあんを可決かけつしました。

　これを受うけ、中国外務省ちゅうごくがいむしょうの報道官ほうどうかんは14日じゅうよっかの会見かいけんで「『国家安全保障こっかあんぜんほしょう』を理由りゆうに他国たこくの優すぐれた企業きぎょうを恣意的しいてきに抑圧よくあつすることができるならば、それは公正こうせいや正義せいぎがないと言いわざるを得えない」と述のべました。

　法案ほうあんで運営会社うんえいがいしゃが事業じぎょうを安全保障あんぜんほしょうの懸念けねんがない国くにの企業きぎょうに売却ばいきゃくすれば利用りようを禁止きんししないとしていることについて、「他人たにんの良よいものを見みて、それを自分じぶんのものにしようとするのは完全かんぜんに“強盗ごうとうの理論りろん”だ」と厳きびしく批判ひはんしました。

　一方いっぽう、中国国内ちゅうごくこくないで「YouTube」や「X（旧きゅうツイッター）」などが禁止きんしされていることと何なにが違ちがうのかという質問しつもんに対たいしては「中国ちゅうごくの法律ほうりつや規制きせいを順守じゅんしゅすることを前提ぜんていに中国市場ちゅうごくしじょうに進出しんしゅつすることを常つねに歓迎かんげいしている」としたうえで、アメリカ側がわの対応たいおうと「全まったく異ことなるものだ」と主張しゅちょうしました。

ソース：NHK ニュース