アイスランドで噴火ふんか、温泉おんせん「ブルーラグーン」に退避命令たいひめいれい

アイスランド国営放送こくえいほうそうによると、首都しゅとレイキャビク近郊きんこうのレイキャネス半島はんとうで１６日にちに噴火ふんかが起おき、同半島どうはんとうにある屋外温泉施設おくがいおんせんしせつ「ブルーラグーン」や近ちかくの町まちグリンダビークに退避命令たいひめいれいが出でた。

気象当局きしょうとうきょくによると、先月せんげつ８日ようかに起おきた噴火ふんかと同様どうよう、溶岩ようがんの流ながれがグリンダビークの北側きたがわに迫せまっている。

国営放送こくえいほうそうは、長ながさ約やく３キロの割われ目めから流ながれ出だした溶岩ようがんが、町まちへつながる幹線道路かんせんどうろにも向むかっていると伝つたえた。

レイキャネス半島はんとうにある同国どうこくの玄関口げんかんぐち、ケプラビーク国際空港こくさいくうこうをはじめ、地域ちいきの空港くうこうは通常通つうじょうどおり稼働かどうしている。ただし、１７日にちには同空港周辺どうくうこうしゅうへんの町まちで火山かざんガスが検知けんちされる見通みとおしとされる。

ヘリコプターで現地げんちを視察しさつした専門家せんもんかによると、最近相次さいきんあいついでいる噴火活動ふんかかつどうの中なかでも今回こんかいは最大規模さいだいきぼ。

別べつの専門家せんもんかは、昨年さくねん１０月がつからマグマの流ながれが表面ひょうめんに達たっする動うごきが繰くり返かえされ、いずれも短期間たんきかんながら強力きょうりょくな噴火ふんかが観測かんそくされていると説明せつめいした。

ブルーラグーンはレイキャビクから車くるまで１時間足じかんたらずの有名観光地ゆうめいかんこうち。昨年さくねん１１月がつには２４時間じかんに１４００回かいの地震じしんが観測かんそくされたとして１週間しゅうかんにわたり閉鎖へいさされ、今月初こんげつはじめも火山活動かざんかつどうによる退避命令たいひめいれいが出でていた。

ソース：NHK ニュース