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「涙が出ました おいしかった」輪島の老舗食堂 仮店舗で再開
2024-03-21 08:16:54

日替わりメニューのカツ丼を食べながら、涙を流す人もいました。
地震で半壊し、営業休止を余儀なくされていた石川県輪島市の老舗の食堂。
21日から仮店舗での営業を再開しました。
地震で半壊し、営業休止を余儀なくされていた石川県輪島市の老舗の食堂。
21日から仮店舗での営業を再開しました。
輪島市の中心部で、昭和初期からおよそ100年続く「萬正食堂」は、元日の地震で店舗が半壊するなど大きな被害を受け、営業休止を余儀なくされました。
4代目の店主、萬正光さん(36)は、2キロほど離れた事務所を幼なじみから提供してもらい、地元の仲間たちの協力も得て仮店舗での営業再開にこぎ着けました。
21日は、午前11時半の開店と同時に営業再開を聞きつけた常連客が次々に訪れ、日替わりメニューのカツ丼を注文していました。
地震の影響で食材の仕入れが難しいため、メニューは当面日替わりのみの提供ですが、訪れた常連客はなじみの味に顔をほころばせ、なかには涙を流す人もいました。
店を訪れた30代の男性は「食べたのは去年以来で、涙が出ました。おいしかったです」と話していました。
食堂では、今後クラウドファンディングで資金を集め、元の店舗での営業再開を目指すということです。
萬正さんは「まだ課題だらけでなにから手をつければいいのかわかりませんが、ここで料理をしながら少しずつ解決していきたい」と話していました。
ソース:NHK ニュース