“イヤホン装着そうちゃく 列車れっしゃ接近せっきん気付きづかなかったか” 佐賀さが踏切ふみきり死亡しぼう事故じこ

去年きょねん7月つき、佐賀さが県けん小城おぎ市しの遮断しゃだん機きのない踏切ふみきりでランニングをしていたとみられる男性だんせいが列車れっしゃにはねられて死亡しぼうする事故じこがあり、国くにの運輸うんゆ安全あんぜん委員いいん会かいは男性だんせいがイヤホンを装着そうちゃくしていて列車れっしゃの接近せっきんに気付きづかなかった可能かのう性せいがあるとする調査ちょうさ報告ほうこく書しょを公表こうひょうしました。

去年きょねん7月つき、小城おぎ市し三日月みかづき町まちのJR唐津からつ線せんの踏切ふみきりで、ランニングをしていたとみられる52歳さいの男性だんせいが列車れっしゃにはねられて死亡しぼうする事故じこがありました。

この事故じこについて国くにの運輸うんゆ安全あんぜん委員いいん会かいは28日にち、調査ちょうさ報告ほうこく書しょを公表こうひょうしました。

それによりますと、現場げんばは遮断しゃだん機きや警報けいほう機きのない「第だい4種しゅ踏切ふみきり」で、列車れっしゃの運転うんてん士しが汽笛きてきを鳴ならしましたが、男性だんせいは左右さゆうを確認かくにんすることなく前まえを向むいたまま踏切ふみきりに進入しんにゅうしてきたということです。

男性だんせいはイヤホンを装着そうちゃくしていて汽笛きてきや走行そうこう音おんを聞き取ききとることができず、列車れっしゃの接近せっきんに気付きづかなかった可能かのう性せいがあるとしています。

再発さいはつ防止ぼうしに向むけては、踏切ふみきりを廃止はいしできない場合ばあいは遮断しゃだん機きや注意ちゅうい喚起かんきの看板かんばんを設置せっちするなどして、通行つうこうする人ひとの安全あんぜん意識いしきを向上こうじょうさせることが望のぞましいとしています。

JR九州きゅうしゅうは事故じこのあと、踏切ふみきりの手前てまえの道路どうろや付近ふきんのくいに目立めだつ塗装とそうを施ほどこすなど対策たいさくをとっています。

ソース：NHK ニュース