地球ちきゅうの自転速度じてんそくど、極氷ごくこおりの融解ゆうかいが変化へんかもたらす　新研究しんけんきゅう

向むこう数年間すうねんかんの内うちのある日ひ、世界中せかいじゅうの誰だれもが自分じぶんたちの時間じかんを１秒失びょううしなうことになります。それが具体的ぐたいてきにいつ起おきるかは人間にんげんの活動かつどうによって左右さゆうされると、新あらたな研究けんきゅうが明あきらかにしました。極地きょくちの氷こおりの融解ゆうかいが地球ちきゅうの自転じてんに変化へんかを及およぼし、それによって時間じかんの推移すいいそのものも変かわるためだという。

１日にちの経過けいかを規定きていする時間じかんや分ふんといった時間じかんの単位たんいは、地球ちきゅうの自転じてんによって決きまります。しかし自転じてんは常つねに一定いっていというわけではなく、地表ちひょうや地球内部ちきゅうないぶで発生はっせいする事象じしょうによりごくわずかながら変化へんかすることがあります。

これらの変化へんかはほとんど感知かんちできないものですが、時ときどき々1日にちが1秒長びょうながい「うるう秒びょう」を挿入そうにゅうして世界中せかいじゅうの時計とけいを調整ちょうせいする必要ひつようがあります。ほんのわずかの時間じかんとはいえ、その差さはコンピューターシステムに大おおきな影響えいきょうを及およぼす恐おそれがあります。

ソース：NHK ニュース