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競泳 池江璃花子選手が白血病を公表
2019-02-12 05:19:36

競泳女子で100メートルバタフライなど複数の種目で日本記録を持つ池江璃花子選手が、自身のツイッターで、「白血病」と病院で診断されたことを明らかにしました。

池江選手は12日午後2時すぎに自身のツイッターを更新しました。
池江選手は「ご報告です」と題し、「この度、体調不良としてオーストラリアから緊急帰国し検査を受けた結果、『白血病』という診断が出ました」と報告しました。
また、「しっかり治療をすれば完治する病気でもあります」としたうえで、ことし4月に開かれる競泳の日本選手権については「出場を断念せざるを得ません。今は少し休養を取り、治療に専念し、1日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたいと思います。これからも温かく見守っていただけると嬉しいです」とコメントしました。
池江選手は東京都出身の18歳。女子100メートルバタフライなど複数の種目で日本記録を持ち、来年の東京オリンピックではメダルの獲得が期待されています。
先月からオーストラリアで強化合宿をしていましたが体調の不良を訴えて予定を早めて帰国し、現在は病院に入院しているということです。
池江選手は「ご報告です」と題し、「この度、体調不良としてオーストラリアから緊急帰国し検査を受けた結果、『白血病』という診断が出ました」と報告しました。
また、「しっかり治療をすれば完治する病気でもあります」としたうえで、ことし4月に開かれる競泳の日本選手権については「出場を断念せざるを得ません。今は少し休養を取り、治療に専念し、1日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたいと思います。これからも温かく見守っていただけると嬉しいです」とコメントしました。
池江選手は東京都出身の18歳。女子100メートルバタフライなど複数の種目で日本記録を持ち、来年の東京オリンピックではメダルの獲得が期待されています。
先月からオーストラリアで強化合宿をしていましたが体調の不良を訴えて予定を早めて帰国し、現在は病院に入院しているということです。
去年のアジア大会ではMVP

池江璃花子選手は東京都出身の18歳。水の抵抗が少ない美しい水中姿勢と、大きく伸びやかな泳ぎが持ち味で、16歳で初めて出場した2016年のリオデジャネイロオリンピックでは7種目にエントリーし、100メートルバタフライで5位に入りました。
去年4月の日本選手権では出場した4種目すべてで自身の持つ日本記録を更新するなど、現在、個人種目ではバタフライと自由形の5種目で日本記録を持ちます。
また、去年のジャカルタアジア大会では6個の金メダルを獲得してMVP=最優秀選手に選ばれました。
東京オリンピックのメダル獲得を目標に、去年から元オリンピック選手の三木ニ郎氏をコーチに迎え、海外勢とのパワーの差を埋めるためのトレーニングを重ねていました。
去年4月の日本選手権では出場した4種目すべてで自身の持つ日本記録を更新するなど、現在、個人種目ではバタフライと自由形の5種目で日本記録を持ちます。
また、去年のジャカルタアジア大会では6個の金メダルを獲得してMVP=最優秀選手に選ばれました。
東京オリンピックのメダル獲得を目標に、去年から元オリンピック選手の三木ニ郎氏をコーチに迎え、海外勢とのパワーの差を埋めるためのトレーニングを重ねていました。
白血病とは
白血病は、主に、血液中の「白血球」やその元になる細胞ががん化して無制限に増殖する病気です。
白血球を作る骨髄で異常が起きて正常な血液細胞が作られなくなると、発熱などに加え、貧血に伴う息切れやどうき、けん怠感などの症状が出るほか、特定の臓器で白血球が増えすぎると炎症などのさまざまな症状が起こります。
治療は白血病の種類によって異なりますが、がん化した血球を減らすため抗がん剤が使われるほか、正常な白血球などを作る幹細胞を新たに移植する治療が行われることもあります。
白血球を作る骨髄で異常が起きて正常な血液細胞が作られなくなると、発熱などに加え、貧血に伴う息切れやどうき、けん怠感などの症状が出るほか、特定の臓器で白血球が増えすぎると炎症などのさまざまな症状が起こります。
治療は白血病の種類によって異なりますが、がん化した血球を減らすため抗がん剤が使われるほか、正常な白血球などを作る幹細胞を新たに移植する治療が行われることもあります。
10代女性の白血病は130人余
全国のがん患者のデータである「全国がん登録」によりますと、平成28年の1年間に新たに白血病と診断された人はおよそ1万4000人で、このうち5000人余りが女性でした。
年代別にみますと、60代以上が多く、10代で診断された人はおよそ250人で、そのうち女性は130人余りでした。
年代別にみますと、60代以上が多く、10代で診断された人はおよそ250人で、そのうち女性は130人余りでした。
スポーツ界などで白血病から復帰した人
スポーツ界や芸能界で白血病から復帰したケースです。
サッカーJ2のアルビレックス新潟に所属する25歳の早川史哉選手は、3年前の平成28年に白血病と診断され選手契約を一時、凍結されましたが、闘病生活を続けた結果、回復して去年8月、トップチームの練習に参加したあと、その年の11月に本格的に復帰しました。
また、芸能界では、俳優の渡辺謙さんが平成元年と平成6年に白血病のため入院しましたが、その後、ハリウッドにも進出するなど世界的に活躍を続けています。
歌舞伎俳優の十二代目・市川團十郎さんも平成16年に白血病と診断されましたが、2年後の平成18年に復活を果たしその後、平成23年からは、「全国骨髄バンク推進連絡協議会」の会長として力を尽くしました。
サッカーJ2のアルビレックス新潟に所属する25歳の早川史哉選手は、3年前の平成28年に白血病と診断され選手契約を一時、凍結されましたが、闘病生活を続けた結果、回復して去年8月、トップチームの練習に参加したあと、その年の11月に本格的に復帰しました。
また、芸能界では、俳優の渡辺謙さんが平成元年と平成6年に白血病のため入院しましたが、その後、ハリウッドにも進出するなど世界的に活躍を続けています。
歌舞伎俳優の十二代目・市川團十郎さんも平成16年に白血病と診断されましたが、2年後の平成18年に復活を果たしその後、平成23年からは、「全国骨髄バンク推進連絡協議会」の会長として力を尽くしました。
小関也朱篤選手「何と言っていいかわからない」
競泳男子平泳ぎの小関也朱篤選手は「体調を崩してオーストラリア合宿から帰国したことは報道で知っていましたが病気については突然聞いたことで、何と言っていいかわからないです」と戸惑いを隠しませんでした。
江原騎士選手「早く元気に」
3年前のリオデジャネイロオリンピックで日本代表としてともに戦った、競泳男子の江原騎士選手は「オーストラリアでの強化合宿では練習ができないくらい調子が悪いと聞いていた。池江の『江』と江原の『江』が一緒なので、『池江原』と呼ばれてずっと仲よくしていた、妹のような存在です。病気の重さがまだ分からないので何とも言えないが、早く元気になっていつも明るく接してくれた瑠花子ちゃんに戻ってほしい」と話していました。
小学生時代のコーチ「璃花子は強い子」
池江選手に小学2年生から6年生まで5年間指導を行い、今も親交がある東京江戸川区のスイミングスクールの清水桂コーチは「ツイッターを見て、頭の中が真っ白になった。『なんで、璃花子が』という思いだ。この試練を乗り越えてさらなるレベルアップをして復活してほしい。東京オリンピックで活躍するのは間違いないと思っている」と話しました。
そして池江選手に対する応援のメッセージとして「精神的につらいと思うが、璃花子だったら大丈夫なので、治療に専念して戻ってきてほしい。璃花子は強い子だから」と話していました。
そして池江選手に対する応援のメッセージとして「精神的につらいと思うが、璃花子だったら大丈夫なので、治療に専念して戻ってきてほしい。璃花子は強い子だから」と話していました。
ソース:NHK ニュース