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砂嵐すなあらし通信つうしん途絶とぜつ火星かせい探査たんさ 任務にんむ終了しゅうりょう 14ねんはん活動かつどう終止符しゅうしふ

2019-02-13 23:41:15

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14ねんはんちかにわたって火星かせいから画像がぞうおくつづけてきた探査たんさ「オポチュニティー」について、NASAなさアメリカ航空こうくう宇宙うちゅうきょくは、火星かせいきたはげしい砂嵐すなあらしのために途絶とだえた通信つうしん復旧ふっきゅうせず、任務にんむ終了しゅうりょうさせると発表はっぴょうしました。
火星かせい探査たんさオポチュニティーは、火星かせいおおった巨大きょだい砂嵐すなあらし影響えいきょう太陽たいようひかりとどかなかったために充電じゅうでんできず、去年きょねん6月ろくがつから地球ちきゅうとの通信つうしんができない状態じょうたいつづいていました。

NASAなさは13にち記者きしゃ会見かいけんひらいてオポチュニティーの状況じょうきょうについて説明せつめいしました。それによりますと、12にちから最後さいご通信つうしんこころみましたが13にちあさまでに反応はんのうがなく、探査たんさ継続けいぞく断念だんねんし、任務にんむ終了しゅうりょうさせることにしたということです。

オポチュニティーは、火星かせい走行そうこうする探査たんさで、2004ねん1月いちがつ火星かせい表面ひょうめんったあと、太陽光たいようこうパネルが予定よていより長持ながもちしたことなどから、当初とうしょさんか月かげつとされていた活動かつどう期間きかん大幅おおはばえて、14ねんはんちかにわたって地表ちひょうくわしい画像がぞう送信そうしんつづけてきました。

この間このかん走行そうこうした距離きょりは45キロと、地球ちきゅう以外いがい天体てんたいでは最長さいちょうで、火星かせい表面ひょうめんにかつて塩分えんぶんふくんだ大量たいりょうみずがあった痕跡こんせきつけるなど成果せいかげてきました。

NASAなさのジェット推進すいしん研究所けんきゅうじょのマイケル・ワトキンス局長きょくちょうは、「任務にんむわるが、オポチュニティーは宇宙うちゅう探査たんさあたらしい地平ちへい切り開きりひらき、おおくの遺産いさんのこし、科学かがくしゃだけでなく、一般いっぱんひとたちにもおおきな刺激しげきあたえた。遺産いさん今後こんご探査たんさにもかされていく」とはなしています。
ソース:NHK ニュース