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APEC首脳会議 本格討議へ 域内の経済連携が焦点
2017-11-10 20:23:32
ベトナムで開幕したAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議は、11日、域内の経済連携の促進などをめぐって本格的な討議が行われます。アメリカのトランプ大統領が多国間ではなく、2国間の貿易協定を重視する考えを強調する中、APECが協調して経済連携で強いメッセージを打ち出せるかが焦点となります。
太平洋を囲む21の国と地域が参加するAPECの首脳会議は、10日、ベトナム中部のダナンで開幕し、安倍総理大臣は、各国の首脳らとともに夕食会に出席しました。
首脳会議は2日目の11日、域内の経済連携の促進などをテーマに本格的な討議が行われ、この中で安倍総理大臣は、地域の繁栄と安定には自由で開かれた貿易と投資が欠かせないとして、不公正な貿易慣行の除去や、高い水準に基づく野心的な地域貿易協定を推進する重要性などを訴える方針です。
一方、今回、APEC首脳会議に初めて出席するアメリカのトランプ大統領は、10日の演説でアメリカ第一主義のもと多国間ではなく、2国間での貿易協定を目指すことを強調しています。
このように、外交安全保障面では関係が緊密な日米の間でも、TPPなど経済連携をめぐる立場には違いがある中で、今回の首脳会議でAPECが協調して強いメッセージを打ち出せるかが焦点となります。
首脳会議は2日目の11日、域内の経済連携の促進などをテーマに本格的な討議が行われ、この中で安倍総理大臣は、地域の繁栄と安定には自由で開かれた貿易と投資が欠かせないとして、不公正な貿易慣行の除去や、高い水準に基づく野心的な地域貿易協定を推進する重要性などを訴える方針です。
一方、今回、APEC首脳会議に初めて出席するアメリカのトランプ大統領は、10日の演説でアメリカ第一主義のもと多国間ではなく、2国間での貿易協定を目指すことを強調しています。
このように、外交安全保障面では関係が緊密な日米の間でも、TPPなど経済連携をめぐる立場には違いがある中で、今回の首脳会議でAPECが協調して強いメッセージを打ち出せるかが焦点となります。
ソース:NHK ニュース