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アライグマにくのソーセージが人気にんき、ドイツの問題もんだいこれ解決かいけつ

2024-11-04 16:00:03

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アライグマの繁殖はんしょく問題もんだいになっているドイツで、駆除くじょされたアライグマのにくつくったソーセージなど商品しょうひん人気にんきあつめている。

猟師りょうしのミヒャエル・ライスさんは2022ねん、ベルリン西部せいぶのカーデに食肉店しょくにくてん開業かいぎょう国際食品見本市こくさいしょくひんみほんいち目立めだ商品しょうひん考案こうあんしようと、アライグマにくのアイデアをおもいたという。CNNは10がつ30にち、ライスさんはなしいた。

アライグマは害獣がいじゅうとして駆除くじょされ、そのまま廃棄はいきされている。そこでライスさんは、食材しょくざいとして加工かこうしたいと自治体じちたい申請しんせいして許可きょかた。

アライグマのにくだんご「ラクーンボール」は見本市みほんいちでもライスさんみせでもだいヒットだった。もなくネットでも販売はんばいするようになり、いまではサラミなど種類しゅるいのアライグマ肉商品にくしょうひん製造せいぞうしている。

欧州おうしゅうでアライグマにくっているのはわれわれだけ」とライスさんむね。「いたところからきゃくなかにはアライグマをためしたくて日帰ひがえ旅行りょこうわせ、150キロ運転うんてんしてひともいる」という。「評判ひょうばんうえうえだ。まずいとかべられないとかひとはいない。みんなかれる」

あじについては「ほかにくとそれほどわらない。独特どくとくすぎるあじもない。ほかにくよりやややわらかい」「2ほんのソーセージをべたとして、どちらがアライグマかからない。もしらなければちがづかないだろう」と説明せつめいした。

北米原産ほくべいげんさんのアライグマは1920年代ねんだい毛皮用けがわようとしてドイツにまれ、34ねん野生やせいはなたれた。以来いらい森林しんりん草原そうげんだけでなく都市部としぶでも繁殖はんしょくしてまたたあいだかずえ、いまドイツ国内こくない生息数せいそくすうは200万匹まんびき推定すいていされている。

生物多様性せいぶつたようせい絶滅危惧種ぜつめつきぐしゅおよぼす影響えいきょう懸念けねんされ、ドイツのほぼ全州ぜんしゅう狩猟しゅりょうみとめられるようになった。しかしどうあつかかをめぐっては論議ろんぎつづいている。

ソース:NHK ニュース