韓国かんこく軍ぐん 北朝鮮きたちょうせんのロケット残ざんがい公開こうかい 衛星えいせい搭載とうさい部分ぶぶんは見みつからず

韓国かんこく軍ぐんは、北朝鮮きたちょうせんが先月せんげつ31日にちに軍事ぐんじ偵察ていさつ衛星えいせいを搭載とうさいして打ち上うちあげたと発表はっぴょうしたロケットの残ざんがいの一部いちぶを朝鮮ちょうせん半島はんとう西側にしがわの黄海こうかいで回収かいしゅうし、現地げんちの報道ほうどう機関きかんに公開こうかいしました。今後こんご、アメリカ軍ぐんとともに詳くわしく調しらべることにしています。

北朝鮮きたちょうせんは先月せんげつ31日にち、初はじめてとなる軍事ぐんじ偵察ていさつ衛星えいせい「マルリギョン（万里ばんり鏡きょう）1号ごう」を新型しんがたロケット「チョルリマ（千里せんり馬ば）1型がた」で打ち上うちあげましたが、エンジンの異常いじょうで朝鮮ちょうせん半島はんとう西側にしがわの黄海こうかいに墜落ついらくしたと発表はっぴょうしました。

韓国かんこく軍ぐんは韓国かんこく西部せいぶ沖おきの海域かいいきで、残ざんがいの捜索そうさくを進すすめ、その結果けっか15日にち夜よる8時じ50分ふんごろ一部いちぶを回収かいしゅうしました。

軍ぐんによりますと残ざんがいは直径ちょっけいおよそ2.5メートル、長ながさおよそ12メートルの円筒えんとう状じょうで、韓国かんこくの通信つうしん社しゃの連合れんごうニュースは、3段だんロケットのうち、2段だん目めの部分ぶぶんと推定すいていされるとしています。

軍ぐんは16日にち、残ざんがいを現地げんちの報道ほうどう機関きかんに公開こうかいし、白しろく塗装とそうされた表面ひょうめんに「天てんの馬うま」を意味いみする朝鮮ちょうせん語ごの「チョンマ（天馬てんま）」という表記ひょうきが確認かくにんできるほか、イラストのようなものもあわせて描えがかれていて、連合れんごうニュースは、空そらを飛とぶ馬うまをイメージしたマークだと伝つたえています。

一方いっぽうで、衛星えいせいが搭載とうさいされていた部分ぶぶんは、見みつかっていません。

韓国かんこく軍ぐんはアメリカ軍ぐんとともに、性能せいのうや外国がいこく製品せいひんが使用しようされているかどうかについて調しらべることにしているほか、ほかにも残ざんがいがないか、捜索そうさくを引き続ひきつづき行おこなうとしています。

ソース：NHK ニュース