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新型しんがたコロナ「超過ちょうか死亡しぼう顕著けんちょ増加ぞうかられず【Q&Aでくわしく】

2023-06-23 10:40:47

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新型しんがたコロナに感染かんせんしてくなったひとかず毎日まいにち発表はっぴょうされなくなったことをけ、国立こくりつ感染かんせんしょう研究所けんきゅうじょなど死亡しぼうしゃすう傾向けいこうについて「超過ちょうか死亡しぼう」という手法しゅほう統計とうけいてき分析ぶんせきした先月せんげつデータがまとまりました。

この超過ちょうか死亡しぼう」。去年きょねんえたとされています。

どんなデータで、なにかるのか、まとめました。

5るい移行いこう 増加ぞうかられず

超過ちょうか死亡しぼう」は、過去かこデータから統計とうけいがくてき推計すいけいされる死亡しぼうしゃすう実際じっさい死亡しぼうしゃすうがどれだけ上回うわまわったかを調しらべる手法しゅほうで、国立こくりつ感染かんせんしょう研究所けんきゅうじょなど全国ぜんこく各地かくちの19の自治体じちたいから提供ていきょうされた死亡しぼうしゃすうのデータをもちいて分析ぶんせきしました。

先月せんげつ15にちから28にちまでの2週間しゅうかんについて、超過ちょうか死亡しぼうているか1週間しゅうかんごとに調しらべたところ、全国ぜんこくでも地方ちほうごとでも、過去かこ5年間ねんかんデータから推計すいけいされる死亡しぼうしゃすうくらべて顕著けんちょえた時期じきはなかったことがかりました。

超過ちょうか死亡しぼう去年きょねん新型しんがたコロナの感染かんせん拡大かくだいした時期じき顕著けんちょえたことが報告ほうこくされていますが、5つき前半ぜんはんえておらず、5るいへの移行いこう新型しんがたコロナでくなるひとはいたものの、大幅おおはば増加ぞうかはみられなかったということです。

分析ぶんせきにあたった専門せんもん継続けいぞくてき分析ぶんせきすることで死亡しぼうしゃすう増加ぞうかなど異変いへんすみやか察知さっちし、対策たいさくにつなげることが大切たいせつだとしています。

そもそも「超過ちょうか死亡しぼう」ってなに

A.くなったひとかずが、例年れいねんくらべてえていないか、統計とうけいてき手法しゅほうです。

したのグラフはコロナの感染かんせん国内こくない最初さいしょ確認かくにんされた2020ねん1つきからことし3つきまでの「超過ちょうか死亡しぼう」のしゅうごとの推移すいいしめしたデータです。あか棒グラフぼうぐらふしゅうに、超過ちょうか死亡しぼうきています。
例年れいねんふゆにはくなるひとおおなど、季節きせつによって変動へんどうはありますが、年間ねんかんくなるひとかずは、過去かこデータから統計とうけいてき推定すいていすることができます。もし、「実際じっさい死亡しぼうしゃすう」が「過去かこデータから推定すいていされる死亡しぼうしゃすう例年れいねんくなるひとかず」を上回うわまわっていると、死亡しぼうしゃすうえたなんらかの要因よういんあるのだとかんがえられます。これが「超過ちょうか死亡しぼう」の考え方かんがえかたです。

たとえば、あるとしふゆに、例年れいねんよりくなるひとおお超過ちょうか死亡しぼうきていて、そのときに感染かんせんしょう流行りゅうこうがあったら、その感染かんせんしょうによって社会しゃかい全体ぜんたいとしてくなるひとおおくなったのではないかと類推るいすいできます。

東京とうきょう大学だいがく橋爪はしづめ真弘まさひろ教授きょうじゅは、国立こくりつ感染かんせんしょう研究所けんきゅうじょなどとともに超過ちょうか死亡しぼう分析ぶんせきおこなってきました。
東京とうきょう大学だいがく 橋爪はしづめ真弘まさひろ教授きょうじゅ
超過ちょうか死亡しぼうは、社会しゃかいなんらかの事象じしょうきたとき、その全体ぜんたいてき影響えいきょう死亡しぼうしゃすうという指標しひょうはかものです。新型しんがたコロナでは、新型しんがたコロナで直接的ちょくせつてきくなったひと以外いがいにも、間接かんせつてきくなったひとすくなからずいます。医療いりょう機関きかん受診じゅしんしにくくなったり、いえそと運動うんどうしなくなって体調たいちょうくずしたりといったかたち健康けんこう状態じょうたい悪化あっかさせてなるようなケースです。超過ちょうか死亡しぼうは、それらをわせて社会しゃかいどのくらいの影響えいきょうがあったのかを指標しひょうで、例年れいねんくらべてどの程度ていど死亡しぼうえたのかったのかということを、おおまかにとらえることができます」

いま公表こうひょうされている超過ちょうか死亡しぼうなにもとしている?

A.全国ぜんこく各地かくち協力きょうりょくられた自治体じちたいでの過去かこ5ねん死亡しぼうしゃすうをもとに、ことしの死亡しぼうしゃすうなんにんになるかという推計すいけい統計とうけいてき割り出わりだします。

日本にっぽん年々ねんねん高齢こうれいすすんでいて、死亡しぼうしゃすう年々ねんねんえるかんがえられています。そのため、過去かこ死亡しぼうしゃすう平均へいきんするだけでは予測よそく人数にんずうとしてはひくくなるため、高齢こうれい影響えいきょう加味かみするなどして統計とうけいてき割り出わりだしています。

そして推計すいけい死亡しぼうしゃすうをその自治体じちたいでの実際じっさい死亡しぼうしゃすうのデータくらべています。

5つき以降いこう超過ちょうか死亡しぼうがみられないのはなぜ

A.超過ちょうか死亡しぼう分析ぶんせきおこなっている東京とうきょう大学だいがく橋爪はしづめ真弘まさひろ教授きょうじゅによりますと超過ちょうか死亡しぼうとしてあらわれるほどおおひとくなっていない可能かのうせいや、ほかの理由りゆうくなる死亡しぼうしゃすうった可能かのうせいかんがえられるということです。

新型しんがたコロナでくなるひとがいた一方いっぽう感染かんせん対策たいさく徹底てっていほか感染かんせんしょうくなるひと減少げんしょうしたため、超過ちょうか死亡しぼうとしてはあらわれていないという可能かのうせいもあります。

東京とうきょう大学だいがく 橋爪はしづめ真弘まさひろ教授きょうじゅ
超過ちょうか死亡しぼうていないからといって、新型しんがたコロナでくなったひとがいないわけではありません。超過ちょうか死亡しぼうとしてあらわれるほど、例年れいねんくらべておおひとくなっているということではないという解釈かいしゃくになります」

超過ちょうか死亡しぼうおおられた場合ばあいその理由りゆう死因しいん特定とくていできる

A.超過ちょうか死亡しぼうデータだけをて、えた理由りゆう特定とくていすることはできません。

専門せんもんは、社会しゃかい状況じょうきょうまえて常識じょうしきてき解釈かいしゃくする必要ひつようある指摘してきしています。
橋爪はしづめ教授きょうじゅによりますと、たとえば夏場なつば非常ひじょうあつつづいて、熱中ねっちゅうしょうくなるひと例年れいねんよりもえた場合ばあいには、超過ちょうか死亡しぼうられます。

ただ今後こんご新型しんがたコロナと季節きせつせいインフルエンザが同時どうじ流行りゅうこうしておおひとくなった場合ばあい、コロナとインフルエンザのどちら影響えいきょうおおきかったのか、超過ちょうか死亡しぼうデータだけで判断はんだんするのはむずかしいということです。

東京とうきょう大学だいがく 橋爪はしづめ真弘まさひろ教授きょうじゅ
超過ちょうか死亡しぼう原因げんいんはあくまでも類推るいすいすることになります。社会しゃかいなかで、超過ちょうか死亡しぼう説明せつめいできるような、つまり死亡しぼうしゃすうおおくなるような事象じしょう発生はっせいしていたかどうかという情報じょうほうわせて、原因げんいん類推るいすいすることになります」

去年きょねん大幅おおはば超過ちょうか死亡しぼうられたが、その理由りゆう

A.国立こくりつ感染かんせんしょう研究所けんきゅうじょは、くにの「人口じんこう動態どうたい統計とうけい」をもとに、超過ちょうか死亡しぼうデータ分析ぶんせきしていてウェブサイトで公開こうかいしています。
そのデータと、2021ねんや2022ねん超過ちょうか死亡しぼうられます。

2021ねん超過ちょうか死亡しぼうがみられた時期じき新型しんがたコロナの変異へんいウイルスで、重症じゅうしょうりつたかまったアルファかぶやデルタかぶひろがっていて、おおひと感染かんせんし、死亡しぼうしゃすうおおくなっていました。

また、2022ねん感染かんせんりょくそれまでの変異へんいウイルスより格段かくだんつよオミクロンかぶによる感染かんせんひろがりました。

重症じゅうしょうするひと割合わりあいひくかったものの、感染かんせんしゃすうはそれまでとは桁違けたちがとなり、トータルとしての死亡しぼうしゃすうはそれまでよりもおおくなりました。

おお専門せんもんは、当時とうじ状況じょうきょうから新型しんがたコロナの感染かんせん拡大かくだいによる影響えいきょうおおきいていますが、超過ちょうか死亡しぼうおおくなった理由りゆう特定とくていするにはさらに幅広はばひろ検討けんとう必要ひつようだと指摘してきしています。

東京とうきょう大学だいがく 橋爪はしづめ真弘まさひろ教授きょうじゅ
新型しんがたコロナの患者かんじゃすう死亡しぼうしゃすうえているときに、それおなように超過ちょうか死亡しぼうおおられていて、ほか死亡しぼうしゃすうおおくなるような事象じしょうがなければ、新型しんがたコロナの流行りゅうこうによるものだと解釈かいしゃくするのが自然しぜんです。しかし超過ちょうか死亡しぼう新型しんがたコロナだけで説明せつめいできるものではないので、社会しゃかいきているいろいろ事象じしょうをあわせて解釈かいしゃくする必要ひつようがあります。たとえば、新型しんがたコロナの感染かんせん拡大かくだい当初とうしょ緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんいろいろ行動こうどう制限せいげんあるなかで、高齢こうれいしゃ外出がいしゅつひかえたり病院びょういん受診じゅしんひかえたりして体力たいりょくよわまり、2021ねん以降いこう死亡しぼうしゃすうえた可能かのうせいもあります」

ワクチン接種せっしゅ超過ちょうか死亡しぼう関係かんけいはない?

A.超過ちょうか死亡しぼうデータからは、えた理由りゆう直接ちょくせつはわかりません。

ただ、ワクチンについては接種せっしゅしたあとにくなるひとえていないかどうかはくわしく解析かいせきされ、ふく反応はんのう検討けんとうする厚生こうせい労働ろうどうしょう専門せんもん部会ぶかい接種せっしゅ影響えいきょうあたえる重大じゅうだい懸念けねんみとめられていないとしています。

またアメリカのCDC=疾病しっぺい対策たいさくセンター安全あんぜん有効ゆうこうだとしています。

理論りろん疫学えきがく専門せんもん京都大きょうとだいがく西浦にしうらひろし教授きょうじゅグループは2022ねん8つき国際こくさいてき医学いがく雑誌ざっしランセット関連かんれんにワクチンの効果こうかについての研究けんきゅう論文ろんぶん発表はっぴょうしています。
研究けんきゅうグループはワクチンの接種せっしゅりつや、感染かんせんしゃすう死亡しぼうしゃすうといったデータそれ感染かんせんしゃくなったひとがワクチンを接種せっしゅしていたかどうかといった情報じょうほうをもとに、数理すうりモデル使つかってワクチンの効果こうか分析ぶんせきしました。

それによりますと、国内こくないでは、2021ねん3つきから11つきにかけて、新型しんがたコロナによる死亡しぼうしゃすうはおよそ2まん8000にんのぼ可能かのうせいがあったいう推計すいけいになりました。

ワクチン接種せっしゅひろがったことで死亡しぼうしゃすうをおよそ1まん8600にんらすことができたと推計すいけいされるとしていて、実際じっさいこの時期じきくなったのは9000にんあまでした。

またアメリカのCDCはワクチンを接種せっしゅしたひと接種せっしゅしなかったひととのくなるひとかずちががないか、VSD=ワクチン安全あんぜんせいデータリンクというシステム使つかって分析ぶんせきしています。

CDCは、2020ねん12つきから2021ねん7つきに12さい以上いじょうでワクチンを接種せっしゅしたおよそ640まんにん接種せっしゅしていなかったおよそ460まんにんについて、新型しんがたコロナ以外いがい理由りゆう死亡しぼうした割合わりあいくらべた結果けっか公表こうひょうしています。
それによりますと、100にんを1年間ねんかん追跡ついせきしたとして統計とうけいてき分析ぶんせきすると、新型しんがたコロナ以外いがい理由りゆう死亡しぼうする割合わりあいは▽ファイザーのワクチンを1かい接種せっしゅしたあとでは「0.42」2かい接種せっしゅしたあとでは「0.35」▽モデルナのワクチンを1かい接種せっしゅしたあとでは「0.37」2かい接種せっしゅしたあとでは「0.34」でした。

これに対にたいして、ワクチンを接種せっしゅしなかったひと場合ばあいは「1.11」で、新型しんがたコロナ以外いがい理由りゆう死亡しぼうする割合わりあいはワクチンを接種せっしゅしたひとほうひくくなっていました。

CDCは「ワクチンを接種せっしゅしたひと死亡しぼうするリスクの上昇じょうしょうはない」としています。
京都大きょうとだいがく 西浦にしうらひろし教授きょうじゅ
「ワクチンの接種せっしゅしゃ接種せっしゅしゃくらべると、接種せっしゅしゃほう死亡しぼうリスクがたかくなっている状況じょうきょうです。ワクチンの接種せっしゅ死亡しぼうりつたかめるようにはたらいたという根拠こんきょどこにもおもいます。いま利用りようされているメッセンジャーRNAワクチンの有効ゆうこうせい相当そうとうたかものと評価ひょうかされていて、一方いっぽうで、安全あんぜんせいについては直接ちょくせつてき超過ちょうか死亡しぼうむすびつくようなものではないとかんがえられています。これまでの推定すいていからかっていることとしては、ワクチン接種せっしゅ効果こうかてき機能きのうしていて、超過ちょうか死亡しぼう新型しんがたコロナによってしょうじているとかんがえるのが自然しぜんだろうとおもいます」

くに超過ちょうか死亡しぼう把握はあくする目的もくてきは?

A.新型しんがたコロナに感染かんせんしてくなったひとについては、厚生こうせい労働ろうどうしょう感染かんせんしょうほうじょう分類ぶんるいが「5るい」に移行いこうするまえは▽医療いりょう機関きかん自治体じちたい報告ほうこくし、くに集計しゅうけいして毎日まいにち公表こうひょうしてきたほか、▽出生しゅっしょうすう死亡しぼうすうについてのくに統計とうけい人口じんこう動態どうたい統計とうけい」により、例年れいねん水準すいじゅんくらべて死亡しぼうしゃすうえていないかどう推移すいい把握はあくしてきました。

しかし、5るい移行いこうしたあとは自治体じちたいこれまでのように感染かんせんしゃ把握はあくできないことから毎日まいにち死亡しぼうしゃすう公表こうひょう終了しゅうりょうとなりました。

これけ、厚生こうせい労働ろうどうしょう死亡しぼうについての動向どうこう迅速じんそく把握はあくするため、協力きょうりょくられた一部いちぶ自治体じちたい死亡しぼうしたひと総数そうすうを1か月かげつ以内いないをめどに集計しゅうけいしたうえで「超過ちょうか死亡しぼう」の手法しゅほう統計とうけいてき分析ぶんせきし、2週間しゅうかんごとに公表こうひょうしています。

超過ちょうか死亡しぼうとはべつこれまでと同様どうように「人口じんこう動態どうたい統計とうけい」をもとにした推移すいい把握はあく継続けいぞくすることにしていて、▽新型しんがたコロナにかぎらない死亡しぼうしゃすう総数そうすう把握はあくは2か月かげつ、▽詳細しょうさい死因しいんべつ死亡しぼうしゃすうは5か月かげつ公表こうひょうとなります。

さらに、新型しんがたコロナが直接ちょくせつ死因しいんではないものの、感染かんせんきっかけ基礎きそ疾患しっかん悪化あっかしてくなったひとなどふくめて、迅速じんそく把握はあくする必要ひつようあるとして、死亡しぼう診断しんだんしょなか死因しいん影響えいきょうあたえたりした病気びょうきやけがを記入きにゅうするらんなどに新型しんがたコロナとかれているデータ収集しゅうしゅうし、2か月かげつをメドに公表こうひょうすることも検討けんとうしています。

厚生こうせい労働ろうどうしょうは「自治体じちたい医療いりょう現場げんばへの負担ふたんなるべくすくない方法ほうほうで、できるだけはや新型しんがたコロナウイルスの健康けんこうへの影響えいきょう分析ぶんせきし、国民こくみん情報じょうほう提供ていきょうをしていく」としています。

結局けっきょく超過ちょうか死亡しぼうデータどう受け止うけとめればいいのか

A.専門せんもんは、超過ちょうか死亡しぼうのデータだけを一喜一憂いっきいちゆうしないことが大切たいせつだとしています。超過ちょうか死亡しぼうデータからはなんらかの原因げんいんおおひとくなっているという異変いへん察知さっちすることができます。

1医療いりょう機関きかんあたりの新型しんがたコロナの感染かんせんしゃすう入院にゅういんしゃすうなどほか指標しひょうわせて、状況じょうきょう把握はあくすることが大事だいじだと指摘してきしています。

たとえば、1医療いりょう機関きかんあたりの感染かんせんしゃすうがそれほどおおきくえていなくても、入院にゅういんしゃすうえたり、病床びょうしょう使用しようりつがったりしていれば、重症じゅうしょうしやすい高齢こうれいしゃなど感染かんせんひろがっている可能かのうせいがあり、よう注意ちゅういえます。
ぎゃくに、1医療いりょう機関きかんあたりの感染かんせんしゃすうえていても、入院にゅういんしゃすうえていなければ、まだ医療いりょう体制たいせいひっ迫ひっぱくいたっていないとかんがえることができるかもしれません。

専門せんもん超過ちょうか死亡しぼう全体ぜんたい傾向けいこうさいのデータの1つとしてとらえてほしいとしています。

東京とうきょう大学だいがく 橋爪はしづめ真弘まさひろ教授きょうじゅ
超過ちょうか死亡しぼうデータは、おおきな死亡しぼう引き起ひきおこすような事象じしょう社会しゃかいなか発生はっせいしていないかどうかをモニタリングするツールだとおもいます。あくまでもおおまかな指標しひょうなので、超過ちょうか死亡しぼうあらわれた場合ばあいその原因げんいんとしてなにかんがえられるのか、ほかいろいろ情報じょうほうあつめて解釈かいしゃくしていく必要ひつようがあります。すぐに対策たいさくかすということはむずかしいかもしれませんが、原因げんいん類推るいすいして、その後そのご対策たいさくにつなげていくことが大切たいせつです」
ソース:NHK ニュース